カリフォルニア便り ーFROM OQ STUDIOー

~南カリフォルニアから~
陶芸家の器と料理、時々王様の日々

手紙

2011年07月21日 | Soliloquy

私の長年の憧れであり、大変尊敬している画家の女性から思いがけずお手紙を頂きました。

私の作品を長く愛用して下さっておられ、

新作をお届けする度に感想やお礼をお電話や人づてにお聞かせくださるのですが、

改めてお手紙を頂くのは初めての事です。

お手紙には私の器に対する優しい思いや、制作を続ける私への励ましの言葉、

ご自身の制作活動の様子などが美しい文字で綴られています。

繰り返し読む程に、スッと伸びた背筋や優しい笑顔、そして何よりも私の愛する作品の数々が思い出され、

心が豊かになって来ます。

が!

何度か読み返すうち、いや~なプレッシャーが首をもたげて参りました。

「礼を尽くす。」これは私が何よりも重んじる事でございます。

という事は、私はこの美しく心のこもった直筆のお手紙にお返事を書かない訳にはいかないのですっ

何もかも、メールに任せている昨今の私のていたらく。

最後に手紙を書いたのは何時の事だったか思い出せません。


手紙を書くのは話しているように書けばいいんだ、その人と話しているつもりになって。

初めてのとき、手紙を見ただけで会ってみようかという気持ちになることもあるし、

逆の場合もある。だから、手紙は大事だね。書きかたは、結局、気持ちを素直に出すことですよ。

あくまでも相手に対面しているというつもりでね。そのときにおのずから全人格が出ちゃうわけだ。

それで悪ければしようがない。(池波正太郎先生著 男の作法より抜粋)

 

私が人生の師と仰ぐ池波先生がこのようなことを仰っておられるのですよ。

励まされているとも取れますし、『お前には無理無理』と言われているようにも思えて微妙。

いずれにしても、私は書かねばなりませぬ。

真夏の午後の数時間、汗だく(ま、冷や汗ですな)で書きましたとも。手紙を。

書きながら私は強く強く思いました。時には手紙を書かなければ駄目だと。

キーボードを叩けば自動的に連なる文字を並べたメールと、

一字一句に思いを込める手書きの手紙との間には、

絶対に埋めることの出来ない違いがやはりあるのです。

書き終えて眺むれば、情けなく悲しい文字の連なりよ。

果たして私の思いは届くのでしょうか?

 

かしこ

 


Dancing Doll

2011年07月19日 | Music

 

私は蘭の花が好きです。何時も必ず家のどこかに飾っています。

今エントランスに飾ってあるのはこちら、オンシジウム

 

ヒラヒラとしたフリルの花びらが愛らしく、メキシコの民族衣装のドレスみたい。

赤いレースで飾られたヨークと、裾が大きく広がった黄色いドレス。

頭にはお揃いの大きなお帽子を被って!

オンシジウムが別名 ダンシング ドールと呼ばれているのに納得です。

 

見れば見る程、沢山の人形達が楽しげに踊っているように見えて来ます。

気分をウキウキさせてくれるオンシジウム。

大好きです~

 

By the way,

カッコイイ暑さ ってあるよね。

Stay smooth everybody.

 

 

 


存在感のあるアクセサリー

2011年07月17日 | Fashion

まるで絹糸のように繊細なチェーンに華奢なトップのブレスレットやネックレス。

本当に女性らしく、清楚でセクシーで、大好きです。

が、残念ながらそれらは透明感のある若々しい、

本来ならジュエリー等で飾る必要の無い肌にこそ映えるように思います。


私は昔からスペインの大人の女性にとても強く惹かれていて、

もうとにかく一刻も早く歳を取りたいと思っていました。

歳を取りさえすれば彼女達のようになれる訳ではないと後々気付くことになるのですが。。。。

肌は手入れをしながら着込んだレザージャケットのような風合いで、

少々の事には動じない頼もしさと強さを持っています。

自分を飾る事や年齢に抵抗する事、シェープアップに命をかける事の他にも、

女の人生には沢山するべき事、しておいた方が良い事がある事を知っている肌。

彼女達を見ていると、『女道』を一生懸命生きている全ての女性は美しいと心から思えるのです。

そんないぶし銀の様な女っぷりには大振りなアクセサリーがよく似合います。


そのような経緯も有って、もう充分大人な私も、アクセサリーはインパクトの有るものが好きです。

大振りで、一度見たら忘れない程の存在感のあるデザインに負けない自分でありたいと願いを込めて。

ブラウン系のお洋服に面白みを添えてくれる、ダークな珊瑚色のバングル。

鈍いシルバーをベースにした、アートなブレスレットとピアスのセット。


ボリュームのあるバングルやブレスレットはノースリーブのお洋服にとても似合うと思います。

腕をさらけ出すという行為は中々に勇気の居る事ですが、

手首に視線を集めてくれるアクセサリーが有る事で少し安心感が出ますし、

マキシドレスのように、縦ラインが通ったお洋服にリズムを出すことが出来ます。

私は腕に自信が有る訳ではないので、その他にも気をつけている事が有ります。

例え美しいスラリとした腕であっても、ショッピング中に棚の商品を手に取るとか、

食事のテーブルにある調味料やバター等を取る時に、

ニョキッと他の方の前に腕を伸ばすのは美しい行為では無い気がいたします。

気になるものはお店の方にお願いして取って頂く、

テーブルでは欲しいものの近くに居る男性にお願いする。

そういうお願いをさりげなく出来る女性でありたいな。

基本は脇を絞めた状態で届かないものは、自分がそこまで移動する、

又はどなたかにお願いして取って頂く事を条件に、

はじめてインパクトのあるアクセサリーが似合うと思います。

このように、金属のバングルを重ね付けする際等は特に注意しています。

あまり派手に腕を動かしますと、カチャカチャとうるさいのです。

自分の行動によって発生する音や風には出来るだけ神経を払います。

私の場合、存在感のあるアクセサリーは、どれか一点だけ。

もっと上級の方でしたら、きっと幾つも重ねていく高度なテクニックをお持ちですね。

この二つのピアスはレトロなデザインのワンピース等に合わせます。

左のピアスは私にしては珍しいゴールド。これを見ると、私は何故かモジリアーニを思い出します。

右のピアスは透明な樹脂で出来ています。夏の黒に合わせて涼感を出してみたりします。


ネックレスに関しても、旅先では特に、限られたお洋服に変化をつけるためにも、

インパクトのあるロングタイプを持参するようにしています。

一見重そうに見える大きなチェーン風のネックレスですが、実はとっても軽いです。

胸元が大きく開いたドレスなどでも、これを着けますとまるで襟が出来たかの様な存在感で、

他の方が目のやり場に困ってしまう、妙なセクシーさが消えて、

肌を見せながらも端正で節度のある着こなしにしてくれる様な気がして、頼りにしている一品。

もう20年も使っているシルクのタッセルが付いたビーズのロングネックレスです。

当時の私にとっては衝動買いをするにはあまりにも高価だったと、

買った後で凄く後悔した一品でしたが、

今となっては一生絶対に必要なものとなりました。

一見地味ですが(私が着けると)派手です。あはは。


アクセサリーは旅先で現地調達するのも楽しみのひとつ。

例えば初めての土地を旅したとき、持参したお洋服がどうもしっくり来ない時が有ります。

誰かが見ている訳じゃ無し、と自分を納得させようにも気になって・・・・・

そんな時、私はお洋服を買うのではなく、その土地らしいアクセサリーを買う事にしています。

旅先で求めたお洋服は現地では素敵でも、自宅に戻ると日常では浮いてしまうのはよく有る事ですものね。

この2点は、もう大分前に旅先で購入したものです。

エスニックムード満天ですが、結構普段にも使えたりして、出番の多いものです。

旅先で購入したアクセサリーは、身につける度にその旅を思い出させてくれたり、

初対面の方とのお食事の席等では話題作りにもなってくれたりします。


シンプルなお洋服をアクセサリーで自分らしく着こなしていく。

こういうことを考えていると、本当に女に生まれて良かったと、しみじみ思う私です。


では

 

 

 


マキシドレス

2011年07月15日 | Fashion

これはクルーズに限った事ではないのですが、私にとって旅支度の最重要課題は、

「コンパクトである事 」でございます。

旅先で増えるばかりの荷物の事を考えますと、

スーツケースにいかにスペースを残しておけるかが、旅の成功を大きく左右するものですから。

私の場合、夏(時々冬)の旅の強い味方はズバリ!マキシドレスでございます。

このマキシドレス、私は流行とは全く関係なく、頻繁に旅をするようになってから、

10年以上に渡り大きな信頼を置いている頼もしいアイテムです。

何故マキシか?と申しますと。。。。。

省スペースなお洋服として他の追随を許さない。

大変着心地が良いにも関わらず、カジュアルからフォーマルまで驚く程の対応能力が有る。

洗えばすぐに乾き、シワの心配も不要である。

乗り物の移動中等、着崩れないことや、

ついついお行儀が悪くなりがちな足元をたっぷりしたスカートがカバーしてくれる。

そして、これはどういう事かピンと来ない方も居られるかもしれませんが、

様々な国や環境でのトイレ事情を考えた場合、とても衛生的である。

などが揚げられます。

衛生的という事について少し説明を加えさせて頂きますと、

”お食事も出来そうな程美しいパブリック化粧室”をそこかしこに有するのは、

世界広しといえども日本だけではないかと思います。

私が旅する国々には、入るのに大変な勇気が必要な個室達も多々ございます。

そのような場合、長居は無用でございますね。速やかに用件を済ませて脱出しなくては!

床にパンツの裾が着くのを恐れたり、タマネギの皮を剥くように衣類をはぎ取っている余裕はないのです。

長年の経験から、ワンピースはそのような場合、最も安全清潔なお召し物でございますよ。


長くなりましたが、そのような訳でワタクシはマキシ。

でも、探すのが中々大変なアイテムでもございました。

ここ2年程、マキシドレスが流行してくれている御陰様で、

バラエティーに富んだデザインを見つけることが出来、有り難いことです。

それではもう長い付き合いになる、私の頼もしいパートナーのマキシ達を何点かご紹介。。。。

とても薄手で軽いナイロンジャージ素材にレースの模様がプリントされたタンク・マキシ。

合わない事は無いのですが、小物やカーディガンに黒を合わせると重くなってしまうので、

私はシルバーを合わせます。丈の短いカーディガンも写真ではグレーですが、

ラメ糸で編まれたシルバーのハイゲージニットです。

カジュアルなT-シャツ素材のチューブトップ・マキシ。

肩を出し過ぎますと、リゾートムード満天になってしまいますので、

時には薄手の白シャツの前を結んで羽織ったりします。

その場合、トングサンダルもビジューデコレーションされたヒールを合わせます。

エスニックカラーのパッチワーク・プリントのチューブトップ・マキシ。

この素材は洗って絞って10分で乾きます。マジで。

こちらは問答無用でリゾート仕様ですので、キチンと感は無理ですが、

ホテルのプールサイドレストランやバー位までなら大丈夫だと思います。

そうかと思えば、服を脱ぎ着する必要の有るスパに出掛けたり、

ビーチで濡れた水着の上に着てしまったり、はたまたパジャマ代わりにもなる、大変優れた一着です。

特にリゾートでは、デコルテを隠す事無く堂々と着てしまう潔さも必要かと思います。

大変軽い素材の茶系ゼブラプリントのタンク・マキシ。

こちらはプリントが落ち着いていますので、

麻のジャケット等を合わせ、靴をチェンジしますとビジネスにも着られます。

マキシ丈なのですが、ウエスト部分に入っているゴムでスカート丈を調整することが出来るのが優秀。

少しだけしっかりした光沢のあるストレッチジャージのタンク・マキシ。

左側だけ膝より少し下までのスリットが入っているだけの直線断ちです。

一見つまらない程にシンプルな一着ですが、これほど頼りになるドレスはございません。

写真のように着れば、カジュアルで涼しげな昼間の黒として着ることが出来る一方、

上に豪華なレースやフリルの装飾のあるシルク素材のカシュクールブラウス等を羽織りますと、

スカート部分がフルレングスのロングスカートになり、

ドレスコード ”ブラック・タイ” にも充分通用する豪華さが出ます。

(ブラウスの写真を撮ろうとしましたら、クリーニングに出してしまっておりました。)


今回のクルーズでも、これらのマキシ達はフル回転で大活躍でした。

一着のお洋服を、いかに変化を持たせて着るかに情熱を傾けるのも楽しいものです。

ご覧頂いてお判りのように、私の選ぶマキシドレスは体に付かず離れずのシンプルなラインで、

スカート部分がティアードのラブリーなものや、張りのある素材のもの、は有りません。

そのようなデザインが嫌いな訳では無いのですが、私の目的に合わないのです。

私は今後も一生マキシドレスを着続けるつもりですので、

流行している今のうちに、着回しの効く利用価値の高いものを買い足しておこうと思っております。

次回は、旅先でのアクセサリーのお話など。


素敵な週末を


クルーズ

2011年07月13日 | Travels

船旅をしていました。

今回はスタッフも含めますと世界65カ国からの人々と同船いたしました。

日本では一般的ではないかもしれませんが、こちらでは長期旅行にクルーズを選ぶ人は多いのです。

理由は、老若男女を問わず、体力が有っても無くても、

それぞれが自分のペースで楽しめるからかと思います。

クルーズ船は巨大なホテルがそのまま海の上を移動している様なものです。

客室、幾つものレストラン、、ショッピングアーケード、カジノ、劇場、スパ、ジム、プール・・・・・

24時間眠らない巨大なホテル。

バケーションをどのように過ごすか?好みは様々かと思いますが、

おそらくどんな方も、ここではそれなりの過ごし方を見つけることが出来るでしょう。

航海中は客室の窓から、刻々と姿を変える海を眺めることが出来ます。

岸から眺めるのとは少し違う、とても静かな海です。

目的地によって、様々な長さやコースが有りますが、

夕方から朝にかけて航海し、日中は停泊している港から出発する様々なツアーで観光したり、

ビーチで遊んだり、どこにも出掛けず、ゆっくりと船の中でスパ三昧、船上のプールサイドで読書。

クルーズ中は参加者全てが自分の事だけ考えていれば良いのです。

誰かがにわかツアーコンダクターになって、参加メンバーのために疲れ果てる必要は有りません。

24位間体制で小さな子供を預かってくれる託児施設も用意されています。

普段は夜遊びなど考えられない子育て中のお母様方もナイトライフを満喫出来ます。

それがクルーズですので、家族や仲間等と大勢で同じ場所を旅していても、

誰も無理をせず、他人に気を使う事無く、ご自分の休暇を楽しめるのではないかと思います。

いつも思うのですが、クルーズ船には他のリゾート地では感じる事のない、

独特な空気が流れているように感じます。

何一つ不自由の無い旅。全てが華やかで完璧に準備された旅。

行き先に何が有るのか、明日は何を食べるのか、最後の最後まで先が見通せる旅。

私達二人だけなら決して選ばない旅です。

それでも、もう何度このような船旅をしたことでしょう。

参加者全員が心行くまで楽しめるクルーズは、やはり素敵な旅の形だと思います。

今回の旅の主役は私達ではなく、同行した大切な人達。

旅慣れている訳ではない彼らにも、旅の開放感を満喫して欲しくて選びました。


最初は巨大に感じたクルーズ船も、何日かしますと顔なじみの方々が出来て参ります。

例えば深夜のコメディーショーで席を隣り合わせた方、昨夜レストランで同席した方、

ナイトクラブでステップを共に踏んだ方、早朝のヨガクラスで毎朝顔を合わせる方等々。。。

そういう旅で頭を悩ませるのが毎日のお洋服

顔なじみが出来るという事は、いつも同じお洋服ばかり着ても居られなかったりするのですが、

お洒落はしたいけれど、客室のクローゼットの収納力には限りが有ったり、

何日かに一度はブラックタイがドレスコードのディナーが有ったり、

クルーズならではの悩みがあるものです。

次回はそんな私が今回スーツケースにパッキングしていったお洋服のお話など。


では