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もんく [とある港街の住人]

他人の話は聞かないの術

マレーシアで仕事して生活していると気付くのは、他人の話をまともに聞く必要が無い場面が多いと言う事。

特に仕事なんかではそう。ミスに対して原因や経過を誰かに聞くとする。理路整然とわかる答えが返される事はあまりない。無い理由は言う本人に意図があるから。どんな意図かと言うと、まう、自分のせいだと思われたくない、言われたくないのがそれ。

つまり事実を知りたいのに変なフィルターを通して聞く事になってしまう。聞いても意味がない。

その言葉から分かるのは言う人の意図だけ。だからいちいち細かい事を聞く必要はない。わかったわかった、君のせいじゃ無いんだね。(向こう行け)


マレーシアだけってわけじゃない、日本だってそう言う事はある。日本人の方が巧妙なのでなかなか掴みにくいし、言葉が多い人は時に頭の回転が速いので煙に巻かれる。そして会話の方向をズラされる。その場限りの言葉を会話の中で作り出して矢継ぎ早に言う。危険だ。


なので対策はまず、聞かない事。

相手が何か詳しく説明しようとしたり、説得でもしようとしているなら、聞かない。会話はそこで一旦打ち切り。ふーん、そなんだぁ、と柔らかなクッションで受け止めてかわす。その前までの言葉の山は放っておいて話題を変えるとか、関係ない質問か何かする。

一つ一つに反論したり受け応えしていると相手のペースにはまる。元々は相手が投げた球なのでこちらが打ち返した球についてはあちらの方が行方がわかるのだ。ポンっと打ち返すとパッと取ってサッと一塁に投げられてアウトだ。

やるべき事はそうじゃない。野球やろうって言われたらサッカーで返す。サッカーと言われたらバスケにする。どんどん変えて行く。相手の言葉に腹を立てたり間違いを指摘したり、まして真面目に答えてはダメ。
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