もんく [とある南端港街の住人になった人]

Pさん

今朝は雨が降っていた。雷が鳴って目が覚めるほどの豪雨だった。

家を出るまでに止んでくれれば良いなあと思っていた。通常マレーシアの雨は1時間ほど集中的に降っては止んでしまう。雨が降って傘や合羽が無くても待てば良い。けれども今回はまだ少し降り続いていて結局合羽を着てスクーターに乗ることになった。幸いにも合羽が新しいので水のはじきが良く、ほとんど濡れることもない。


仕事場に着いて用のある別のセクションに行く。今日はどうやって来たの? スクーターだよ。たいへんだね。Pさんもだよ。(Pさんはその場にいる。)へえ、そうなんだ!(彼は自分と同じ歳だ。)Pさんは今朝びしょ濡れだったよ。えっ、それは身体に悪いよ。P:誰が身体に悪いって決めたんだ? 雨は良いものさ。雨は植物を育てるだろう。

Pさんはそう言う人なのだ。文字と言うものにはいくつかの種類がある。この文字はジワ(魂のようなもの)で、この文字は身体だ。ジワだけでは何もならない、そこに身体があって全てが揃うんだ。Pさんはそう言う人だ。話だけ聞いているととても工場で働いている人には思えない。

Pさんは刺身が好きだ。Pさんは日本の食事が良いと言う。日本人は植物と魚をよく食べる。食事をよくコントロールしている。マレーシア人はそれをしない。夜になってもたくさん食べるし油っこいもの甘いものばかりを食べる。私は年齢とともに食事を菜食に変えてきた。もう身体ができあがっているからだ。

Pさんに会うのが楽しみになった。
(参考までにPさんはインド系の男性。)



ママ料理と言うのがある。

家庭料理ではない。レストランの名前かと思ったらそうでもなくてインド系ムスリム料理の総称だと知った。なんだ、今まで食べてた料理のことじゃないかと、ちょっと期待はずれ。
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「まさか、マレーシア!」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事