UENOUTAのお絵描きとかブログ

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転生したらロボットの中でした(ただし、出ることはできません)運命という世界線を壊せ 1067

2024-04-16 23:19:56 | 日記
 何故か……そう何故かわからないが、あの扉から出てきた上半身だけの化け物はさっきまでは普通に頭が上……つまりは空にむかってたけど、何故なのかいきなりくるっと上下を反転させた。そしてその手で何故か砂を踏みしめて体を支えてる。髪や腰の布はそれでも自然に逆らって、上へと伸びてた。
 
 いきなり変なことを仕出した化け物。一体何故に? と思ってもその応えはきっとやつしか持ち合わせてないのだろう。扉からだってちゃんと頭が上になって出てきたのに、それなのになんで今さら……あんな……
 
 この状況で一番早くに動き出してたのはネナンちゃんだった。砂に手をついた。その場所から、植物がもりもりと生えてきて、上下逆さまのあの化け物へとからまっていく。その体に対して、とても細い腕……その腕へと植物は成長しつつからまっていく。さらにはその体全体を包み込むように、大樹へと成長しつつある木がその姿を遮ろうとしてる。
 もしかしたら街を囲んでたドームのようになってた植物がさっきの化け物の髪で壊されてしまった。そのせいで外が見えるようになった街の人達にアレを見せたくないのかもしれない。
 確かにあれはかなりのインパクトがある。町の人達の不安を増長させないためにも必要かもしれない。なにせめっちゃでかいやつが上下逆さまで存在してるんだ。でも実際、ネナンちゃんの力ではヤツを縛る……というのは難しかった。それは体を覆ってた大樹もそうだし、その体を拘束するためにその体に巻き付いてた植物もそうだ。
 まずは大樹がスパッと一瞬で切られた。その髪の毛でだ。そして蔦は普通にブチブチとその動きだけで引きちぎってる。やつはその手で動き出す。逆さまになって手で歩き出す。つまりは逆立ち歩きだ。鬼はその髪に絡め取られてる。無数にある髪は、近くの人達にも襲いかかってヤバいことに……救いなのはあれがかなり大雑把だから、あの化け物にとって小さな存在である自分たちにはある意味で当てるのがむずかしそうだってことだ。
 いや、そもそもがまともに狙って無いのかもしれない。それに対して鬼は大きい。あの化け物の攻撃を受けるのに丁度いい大きさ……といっていい。だからその髪の大半は鬼にむかってた。
 けど髪をどうやらこの化け物はG-01殿へとの向けることはない。どういうことなのかはわからないが、その体を直接むけてる。
 
 ズウン――ズウン――
 
 と間抜な形で進んでいく。それに追いすがる様に自分は進んだ。鬼が囚われてる今、あの化け物を止められるのは自分しかいない。ネナンちゃんも奴の狙いが分かったのか、なんとか植物で防ごうとしてるがそれらは髪の毛で一蹴されてる。
 
 そんな中、何人かの腕の覚えのある人たちが果敢にもあの化け物へと挑もうとしてる。ネナンちゃんが育てた木々は確かに潰されるが、それでも残ってるのもある。それをうまく足場にして、身体能力をかなり強化してるその人達は比較的近くなってる化け物の頭へと狙いを定めて動いてるようだ。
 実際逆さまだからこそ、頭までまだ届くかもしれない。その可能性があるんだ。

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2024-04-15 20:37:14 | 日記
ファイル1 某日取り締まり室内での出来事――
 何があった? 覚えてることを全ていってくれ。
 
『わかんないですよ。記憶が曖昧なんです。あの日のことは……本当に。気づいたら……ぼうってしてきて……ごめんなさいごめんなさい』
 
ファイル2 某主婦
 貴方はあの時、何をしてたのか記憶はありますか?
 
『はい、いえ……良くは覚えてません。気づいたら……その下腹部にあれが……服もなくて……でもそんなのは全然気にならなくて……ただあそこには楽園があったんです』
 
ファイル3 某観光客
 貴方はどうして……あんな事を? 貴方は貴方の手はいまでもその後遺症で……
 
『スミマゼン……ゴベンナザイ……でもあれは……僕の意思じゃ……ながった……誰かがいったんだ。ぼぐの……悪口を……』
 
 後日、そんな沢山の人の人生が狂った日。野々野足軽は見た。その惨状を。もっと早く教えてほしかった……と思うのは酷だっただろう。きっと天使っ子も悪魔っ子もどういったらいいのか……それがわかんなかったんだ。
 
 それに最初はそれこそこんなではなかったと思われる。きっと何やらおかしいな? 程度。悪魔とすれ違うと様子がなんかちょっとおかしくて、足取りがフラフラしだした……程度。
 
 それにきっと悪魔だってそれに関心なんてなかった。悪魔というか悪魔に取り憑かれてる女性だろう。彼女の意思が強く出てるからきっとその取り憑かれてる人の人格が強く出てる。
 けどその体にはもう悪魔の力が馴染んでる。だからこそ、心が安定してないせいでその体の力が周囲にまでもれてたようだ。道路を歩いてた人とか、ぎょっとしてしまう。学生とか面白がって写真を撮る人だっていただろう。
 
『痴女なう!!』
 
 なんて投稿だってあった。一応顔は隠されてたけど、その裸体は完全に上がってた。けどそれをやった人もすぐに悪魔の力に侵される。意識が遠のいて、その時の欲望? が強くでる。彼は襲いかかった。隣にいた。友達に。
 ちなみにいうと女じゃない。男である。同じ様なことをしてた学生の友達も同じ様な慾望が強く出たんだろう。四人のグループは絡み合ったりしてた。
 
 ある人はスマホを操作しながら歩いてた。その人は猫動画を見てた。すれ違いざまに「あれ?」と思ったけどそれだけだ。意識もしなかった……でも彼女もその力に当てられた。その人は猫になった。猫になって塀に上がって屋根に飛び移ろうとして地面に落ちた。けど正気に戻らない。
 
 そんなおかしな人達がどんどんと出来上がっていく。そしてただ悪魔の女性に付き従うようにする人たちも増えていき、集団になっていってた。まだ正気の人を襲ってる人たちまで出てる。
 これはとんでもないことだ……とんでもないことになってしまってる。それを野々野足軽はすぐに理解した。

転生したらロボットの中でした(ただし、出ることはできません)運命という世界線を壊せ 1066

2024-04-15 20:30:44 | 日記
ガゴオオオオン――そんな音を出して扉がしまった。扉からあの化け物へと伸びてた光も消える。鬼に殴られて、砂漠に沈んでた化け物。やつは今まではどこか淡く光ってたような……そんな感じだったけど、それが静かにきえていく。すると――
 
「きっキェエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエ!!」
 
 ――という風に頭を抑えて何やら暴れ出した。その髪の毛がビーンと伸びて周囲に走って、更にはその頭を何回も砂に打ち付けてる。頭を打ち付けるのはともかく、髪の毛は鬼とかの体を貫通したり、ネナンちゃんが守ってた街の守りを貫いたり、砂の上で戦ってた皆さんに被害が及んでた。
 
 どうにか止めたいが……あまりの暴れように、近づくことができない。それに……
 
「はあはあ……アイ!」
 
 自分はアイを抱きかかえてた。両腕で彼女の肩と脚を抱えて彼女の容態を心配する。無茶のし過ぎだ。本当に……実際もう動ける状態じゃなかったろうに……それなのに扉を閉める為に更に無茶をした。
 だからこれだけの状態になってしまった。とりあえず一度アイを安全な場所に……きっとミレナパウスさんの魔法でもアイを治すことは叶わないだろう。出来るのはきっとG-01殿だけだ。
 
 一番今のこの世界で安全と言えるのはどこか……G-01殿の傍? けどあの方はまだ動き出してない。自分の言葉が今の状態で届いてるのかも謎だ。ならやっぱりネナンちゃんだろうか? とりあえずアイを安全な場所において、扉の化け物を止めないと。
 きっとあいつの特性、その力……それは今かなり落ちてるはずだ。発光がなくなった扉の化け物はその雄大さやら威厳……そして神秘性を失ってしまってるように見える。ただの大きな化け物……それに成り下がってる。
 体に巻き付いた螺旋はなんか鈍い灰色でその下に赤黒い様な肌……相変わらず光ってるのはその口だけで、その光も弱々しい。そして髪も黒い長髪って感じになってしまってる。下半身に広がるひらひらとした部分もなんか汚れてるように見えるし……本当に神秘性はなくなった。
 
 頭を何回も砂にぶつけてた化け物はようやく僅かに落ち着きを取り戻したみたいだ。なんとか、自分は髪の毛の猛攻を裂けてネナンちゃんのところにアイを届けた。ネナンちゃんは驚いてたが、アイの体は頑丈だ。そこまで心配することはないだろうし、G-01殿が通常状態になったら、すぐに回復してくれるだろう。
 
 今はそれよりも……そんなことを思ってると、なんとか現実を受け入れた扉の化け物が動き出してた。その扉にむかって手を伸ばす。けどその手は扉に拒絶された用に見えた。そしてその事に驚いてるのか、動かなくなったそいつに鬼が向かう。けど髪の毛だけで鬼を相手にしつつ、グリンと奴の顔が至るところをみる。それはこっちだったり、街だったり……だ。その度にいきなり動いて止まる……みたいなことを繰り返すし、そもそもが一回転したからびっくりした。
 けどあれは生命体ってわけじゃない。だから通常の生物として考えるのが間違い。そんなあの化け物が目に止めたのは、膝をついて動かないG-01殿だった。

ある日、超能力が目覚めた件 426P

2024-04-14 19:07:56 | 日記
『たたた大変ですーーー!!』
『なんかやばいことになってるぞご主人!!』
(どうし……ん?)
 
 なんかスマホに通知が届いてる。ピロンピロンピロンと何事と思って見てみる。いつもは野々野足軽のスマホは黙ってることがおおい。通知も特定の人だけで、フォローというかスマホに入れてるアプリの通知の方が多いくらいだ。そして実はこれもそんなアプリの通知だった。
 それだけでいつもなら再びスマホを置くだろう。けど今回はスマホを置くことを野々野足軽はしなかった。なぜなら、その通知から見える部分。二行くらいの分に興味をひかれたからだ。
 
『緊急速報・〇〇駅周辺でテロ!? それともバイオハザードか!? 人が人を襲う!?』
 
 そんなのだった。とりあえず続報的に次々に同じニュースが更新していってる。それの一つをタップしてみてみる野々野足軽。するとそれには動画がリンクしてあった。記事を読むよりもそっちが早いだろうと野々野足軽は迷わずタップして動画サイトへと飛んだ。そして生放送の映像が見えてくる。
 
 いや、違った。その映像は最初からおかしい。どうやらちゃんとしたキー局のスタッフとアナウンサーがいたらしい。いたらしいというのは、既に画面がおかしくなってるのだ。見えるのは人の足元だけだ。たくさんの人がいるのはわかる。それだけの足がみえてる。時々途切れるカメラからの映像。そして現場ではなく、スタジオの方から掛ける声が聞こえてた。
 
『大丈夫ですか? どうしたんですか?』
『スタッフ誰か!』
 
 実際大手のキー局となれば、一人二人しか現場に行ってない……なんてことはないだろう。誰かが応えるはず……そんな願望を込めた声……けど応える人はいない。コメントでも「これやばくない?」「なんかいきなりふらふらとしだしたな……」「集団催眠?」 「なんか裸の女いたぞ!!」「嘘乙」そんなコメントが流れてる。他にも誰かが面白がって配信してるんでは? とSNSとかで探して……みようと思って野々野足軽はやめた。
 
(なんでそんな普通の事をしようとしてるんだよ)
 
 そう思ったのだ。野々野足軽はてんぱってしまってたみたいだ。だって野々野足軽には誰か……を頼る必要なんて基本ない。この部屋にいたって野々野足軽はどこだって見ることが出来るんだから。自身の力……それを信じればやることは自然に見えてくる。野々野足軽は今度はさっき動画でみた場所へと視線を飛ばす。あの仮面の男のアパートからきっと悪魔は駅の方向へと向かったんだろう。
 すると……だ。なんとまあ簡単に分かった。なにせ人の波が簡単にその場所を押しえてくれたんだ。自分の家にいたから気づかなかったが、どうやら仮面の男のアパートの地域はかなりの大事になってるようだ。そういえば遠くでサイレンとか聞こえる気がする。

転生したらロボットの中でした(ただし、出ることはできません)運命という世界線を壊せ 1065

2024-04-14 19:02:29 | 日記
「よし!」
 
 ついにこの扉の化け物を扉から引き剥がすことができた。まあ実際はなんか扉からこの化け物へとなんか伸びてる。どっちを優先するべきだ? 自分はそこでちょっと迷った。どっちというのは、このままこの化け物に追撃をするかどうかってことだ。実際、今ならちゃんと攻撃が通るかもしれない。
 けどこの扉と化け物を繋いでる光の線も気になる。なので扉を閉めた方がいいのでは? って気持ちもある。すると……
 
「今なら断ち切れるわ!」
 
 そういってボロボロの体に鞭打ってアイが動いてた。どうやらアイは扉を閉める気のようだ。なら……自分の行動も決まった。片側だけ一つずつ閉めるよりは二人で一気に扉を閉じたほうがいい。それに……だ。
 
(今、一瞬鬼と目があったような……)
 
 そんな気がした。鬼は背負投げの要領で化け物を投げ飛ばして一緒に地上へと降りてる。そんな鬼がこっちを観てたような気がした。合わさった視線で「行け」と言われたような……本当にあの鬼はネナンちゃんの……とりあえず今はやるべきことをやることにした。
 アイが張り付いた扉の反対側に張り付いて、肩を使って観音開きしてる扉を押した。ズズズズズ……そんな風に少しずつ動き出す。自身よりもかなり大きな扉だ。それはそうだろう、なにせ手を伸ばせば地上に届くような化け物をだしたのだ。……いや、流石にあれが出てくるなんて物理的にはおかしいサイズ感の違いはある。
 
 本当ならあいつの頭だって出るわけ無い。いくらこの扉が大きいからといっても、流石にあの化け物は更にサイズ感が違う。けどきっと自分たちの常識なんてのは捨てたほうがいいんだろう。
 なにせ自分の中にある常識はまだあの頃……勇者として世界を救ってたあの年月で培われたあの世界の常識だ。けど一度世界を飛び出してしまえば、その世界の常識なんてのは意味をなさない。それこそ世界の外側ならなおさらだとしった。
 
 今までなら……世界の内にいただけなら、知り得なかった外側の世界。そこには想像の埒外の存在が沢山跋扈してるんだ。それこそ鬼もそうだ。そしてこの化け物もそう。
 色々と理解の外にいる存在だ。だから今は深く考えたところで……だ。とりあえず今はこの扉を閉める。それに力を注ぐ。
 
 何やら大きな音が聞こえた。それこそ世界が振動するような……そして自分たちへと迫る腕。けどそれは届くことはなかった。鬼だ。鬼が化け物の体を掴んで止めてる。そしてもう一体が顔面を豪快に殴り飛ばした。
 
(守ってくれてるのか!)
 
 そう思った。