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わびしい寝酒
写真㊤:わびしい寝酒
♪ひとり酒場で呑む酒は……
筆者は晩酌をやらない。主に健康上の理由からだ。そのかわりといってはナンダガ、独り寝酒を楽しむ。そのかわり摘(つま)みはなし。
摘みを食べないというのは、経済上の理由よりも、夜9時を回ったら食べない という大原則を持っているからだ。おかげさまで健康も随分良くなった。
……とカッコイイことを言ったが、旅へ出ては金を使ってしまうので、経済上の理由もある。
天罰覿面(てきめん)で、毎夜安い焼酎の水割りしか口にできない。それでもたまには…それも極々まれにだが発泡酒を呑む。ビールナンテ高いから呑まない。
そのような事情の下、冒頭の写真のような情けない寝酒となる。来る夜も来る夜も、毎晩、摘みはおしゃぶり昆布だ。
それでも筆者も男だ。先日カミサンに言ってやったよ。
「たまには他の摘みはないのかッ!?」
そうしたらカミサンが「鼻でも摘んだら…」だってサ。
06.10.22