こどもの頃、
「迷子になったら土手に上がって一番大きな木を目印に帰っておいで」
そう言われてたから
わたしは迷子になることなんてなかった
今でも土手から見るその木は一番大きくて
わたしを家まで帰してくれる
いつも両手を広げて抱きついた
右頬を木肌に当てて
あの頃のわたしは何を確かめてたのだろう
こどもの頃、
「迷子になったら土手に上がって一番大きな木を目印に帰っておいで」
そう言われてたから
わたしは迷子になることなんてなかった
今でも土手から見るその木は一番大きくて
わたしを家まで帰してくれる
いつも両手を広げて抱きついた
右頬を木肌に当てて
あの頃のわたしは何を確かめてたのだろう