古都奈良の観光スポットとして知られる「猿沢池」という小さな池があります。
その池のほとりに「采女神社」という春日大社の末社があり、毎年中秋の名月の夜に、
例祭「采女まつり」(うねめまつり)が執り行われます。
今年和、9月17日の夜がその日にあたり、初めて見学・撮影に訪れました。
采女とは、宮中で天皇・皇后に仕え、身の回りのお世話をした女官のことで、
奈良時代、帝に仕えていた美しい采女がいたが、ある時、帝からのお召があったものの、
やがてその寵愛が衰えたことを嘆き、猿沢池に身を投げてしまった。
後に、入水下采女の霊を慰めるために社が建てられ、その霊を鎮め人々の幸せを祈るべく
この「采女まつり」の例祭が行われています。(奈良市観光HPより引用)
17時の「花扇奉納行列」に始まり、順次例祭が進行し、
クライマックスは19時から始まる「管絃船の儀」です・
南都楽所による雅楽が響き渡る中、2隻の管絃船が猿沢池を巡ります。