大阪~奈良を結ぶJR大和路線(関西本線の愛称名)
その歴史は古く、明治33年 大阪鉄道から始まり、私鉄の関西鉄道と名を変え、
明治40年には官鉄として生まれ変わり、今日まで4回も事業主体が変わっている路線です。
その大和路線の大阪と奈良の県境に天然の関所「亀の瀬」という地域があります。
ここは古来より地滑りが多く発生する地域で、度々甚大な災害に見舞われておりました。
そんな中、昭和6年に発生した大規模な地滑りにより、当該地域に存在していた
「亀ノ瀬隧道(トンネル)」は翌年に崩壊し、関西本線は上下線とも閉鎖され、
急遽大和川対岸へ移設され、以来そのトンネルはその姿を現ことはありませんでした。
その後、地滑り対策工事の一貫で行われていた排水トンネル工事の掘削中の平成20年
レンガ構造の旧国鉄トンネルが発見され、約80年の時を超えその一部が
当時のままの原形をとどめた状態で姿を現しました。
また地滑りした状態もそのまま保存されています。
この手積みのレンガ構造トンネルは、貴重な日本遺産として登録され、
また随時地滑り見学会も開催されておりますが、
何と今年からその内部で「プロジェクションマッピング」が土・日曜日限定の予約制で実施され、
珍しくまた非常に興味もあるので行って来ました。(運よく1名の空きがありました。)
なおこのイベントは、今後も開催の予定だそうですが、
非常に人気があり、2・3月は既に予約が埋まっているそうです。
4月分は3月10日前後に予約できると思いますので、
希望される方はお早目にご予約を・・・
「亀の瀬トンネル プロジェクションマッピング」で検索をして下さい。
ちなみに、3月分は2月10日に予約が開始され、1時間で完売したそうです。