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河野美代子のいろいろダイアリー/平和 8.6ヒロシマ/もう一度、大田洋子さん、山代巴さん2017.9.10|河野美代子/広島
ブログから、《「夕凪の街と人と」と「桜の国」大田洋子、「この世界の片隅で」山代巴》と,
《「夕凪の街 桜の国」、「この世界の片隅に」こうの史代》に関係するものだけ取り出した。
by龍隆 2017.7.4
《「夕凪の街 桜の国」、「この世界の片隅に」こうの史代》に関係するものだけ取り出した。
by龍隆 2017.7.4
⑴-1 原爆文学 2017.09.08
⑴-2 「夕凪の街と人と」「桜の国」「この世界の片隅で」 2017.09.09
⑴-3 もう一度、大田洋子さん、山代巴さん。 2017.09.10
⑴-4 大田洋子「桜の国」 2017.09.27
⑴-5 山代巴さんの「この世界の片隅で」の点訳本 2017.09.28
⑴-2 「夕凪の街と人と」「桜の国」「この世界の片隅で」 2017.09.09
⑴-3 もう一度、大田洋子さん、山代巴さん。 2017.09.10
⑴-4 大田洋子「桜の国」 2017.09.27
⑴-5 山代巴さんの「この世界の片隅で」の点訳本 2017.09.28
⑴-3 もう一度、大田洋子さん、山代巴さん。 2017.09.10
もう一度、大田洋子さん、山代巴さん。
昨夜から、「8.6ヒロシマ平和の夕べ」の実行委員会でした。昨夜は、私のマンションで泊まり込みで。今日の午後からはクリニックに場所を移動してずっと話し合いでした。いつも朝書くブログも、みんなと話しながらの朝ごはん、片付け、移動と、フル回転で書くこともできませんでした。
先ほど、すべて終わって、近くの喫茶「ゲートイン」で二次会をして、みんなとお別れをして、そしていま一人になって、パソコンと向き合っています。
昨日私が書いたブログに、主ににフェイスブックでたくさんのコメントをいただきました。ありがとうございました。 人の批判を書くのは、勇気がいるものです。まして、あれだけの大ヒットしている漫画、映画なのですもの。
私は、ずっとこのことに疑問を持っていました。やっぱりこれを書こうと思ったのは、8.6の後にはだしのゲンの中沢啓治さんの奥様との食事会の時です。中沢さんが健在の時、何か月かに一回は私たち夫婦と中沢さんご夫妻とで食事会をしていました。亡くなった後は、奥様と、元原爆資料館の館長だったMさんご夫妻の5人で食事会は続いています。
その時に、こうの史代さんの漫画の話になったのです。「夕凪の街 桜の国」。中沢さんが、マスコミにこの漫画の感想を聞かれてコメントしていらっしゃるのを読んだことがあります。
中沢さんは、この漫画のタイトルを聞いたとき、「夕凪の街」言うたら、大田洋子じゃろう。大田洋子の小説を漫画にしたんかの? と疑問を持たれたと。そして、その漫画を買って読んだと。そしたら、全然違う。違うのにおんなじタイトルにしたんかと。
この度の「この世界の片隅に」は、山代巴さんの「この世界の片隅で」というタイトルの本があります、と私は言いました。そしたら、その漫画を書かれるときに、原爆の参考にしたいからとこうのさん自身ではなく、編集者の方から連絡があったと。そして、中沢さんも山代さんの本を読みたいとおっしゃるので、その場で、アイパッドで、中沢さんのとMさん夫妻のと私たちのと三冊すぐにアマゾンで申し込みました。
そのほかの本も、次々に読み、そして、最後はもう一度、今年の平和講演の演者、永田浩三さんの本です。
ヒロシマを伝える_詩画人・四國五郎と原爆の表現者たち/永田浩三/WAVE出版2017.7 近江/びわ/滋賀ほか 369.37
この本には、被爆後、広島の表現者たちがどんな辛苦の中で、それこそ命を懸けて表現することをしたか、詳細に書かれています。峠三吉の、川手健の、原民喜の、そして大田洋子、山代巴、それぞれの死に様も詳しく書かれています。川手健さん、原民喜さんの自殺の様子、大田洋子さんが人々から攻められた様子、改めて、涙がこぼれました。本当にこの方たちは、命掛けで生き、闘ったのだと。
永田浩三さんは、昨年、私に「言葉と勇気」と書いて下さいました。ああ、そうだったと。ありがたくて。
今日の実行委員会でもいろいろと話が出たのですが、今、日本中に「原爆文学」は、全く知られていないと思います。大田洋子も山代巴も。山代巴は、「荷車の歌」で少しは知っている人がいるかもしれないけれど。まして、大田洋子の「夕凪の街と人と」「桜の国」という小説や、山代巴の「この世界の片隅で」を知っている人は少ないでしょう。今回、こんな本があるのですよとお知らせしただけでも良かったかも、と、自分で慰めています。
最後に私のブログにフェイスブックでコメントを下さった「Kazumi I」さんのコメントを転載させていただきます。Kazumiさん、皆様、ありがとうございました。
『タイトルの問題もあると思います。私のとまどいは、原爆について、こんなに漂白されたものを受け取っていいのだろうか、ということだったような気がします。何と比べての漂白感かというと、やはり大田洋子さんや山代巴さんの本の世界と比べての漂白感ということになると思います。もちろん、史代さんなりの漂白あって、この時代に広く読まれて映画にもなったわけですけど、これでいいとも思えない、ようなこの感じは、何でしょうね。山代巴さんの本の復刊につながったことはよかったと思います。』
先ほど、すべて終わって、近くの喫茶「ゲートイン」で二次会をして、みんなとお別れをして、そしていま一人になって、パソコンと向き合っています。
昨日私が書いたブログに、主ににフェイスブックでたくさんのコメントをいただきました。ありがとうございました。 人の批判を書くのは、勇気がいるものです。まして、あれだけの大ヒットしている漫画、映画なのですもの。
私は、ずっとこのことに疑問を持っていました。やっぱりこれを書こうと思ったのは、8.6の後にはだしのゲンの中沢啓治さんの奥様との食事会の時です。中沢さんが健在の時、何か月かに一回は私たち夫婦と中沢さんご夫妻とで食事会をしていました。亡くなった後は、奥様と、元原爆資料館の館長だったMさんご夫妻の5人で食事会は続いています。
その時に、こうの史代さんの漫画の話になったのです。「夕凪の街 桜の国」。中沢さんが、マスコミにこの漫画の感想を聞かれてコメントしていらっしゃるのを読んだことがあります。
中沢さんは、この漫画のタイトルを聞いたとき、「夕凪の街」言うたら、大田洋子じゃろう。大田洋子の小説を漫画にしたんかの? と疑問を持たれたと。そして、その漫画を買って読んだと。そしたら、全然違う。違うのにおんなじタイトルにしたんかと。
この度の「この世界の片隅に」は、山代巴さんの「この世界の片隅で」というタイトルの本があります、と私は言いました。そしたら、その漫画を書かれるときに、原爆の参考にしたいからとこうのさん自身ではなく、編集者の方から連絡があったと。そして、中沢さんも山代さんの本を読みたいとおっしゃるので、その場で、アイパッドで、中沢さんのとMさん夫妻のと私たちのと三冊すぐにアマゾンで申し込みました。
そのほかの本も、次々に読み、そして、最後はもう一度、今年の平和講演の演者、永田浩三さんの本です。
ヒロシマを伝える_詩画人・四國五郎と原爆の表現者たち/永田浩三/WAVE出版2017.7 近江/びわ/滋賀ほか 369.37
内容紹介:(滋賀県立)
原爆投下後の広島を「見せまい、語らせまい」としたアメリカと日本政府。弾圧・差別・偏見に屈することなく、「言葉と絵の力」によって原爆の惨烈さと平和を訴え続けた、ヒロシマの表現者たちの青春を浮き彫りにする。
原爆投下後の広島を「見せまい、語らせまい」としたアメリカと日本政府。弾圧・差別・偏見に屈することなく、「言葉と絵の力」によって原爆の惨烈さと平和を訴え続けた、ヒロシマの表現者たちの青春を浮き彫りにする。
この本には、被爆後、広島の表現者たちがどんな辛苦の中で、それこそ命を懸けて表現することをしたか、詳細に書かれています。峠三吉の、川手健の、原民喜の、そして大田洋子、山代巴、それぞれの死に様も詳しく書かれています。川手健さん、原民喜さんの自殺の様子、大田洋子さんが人々から攻められた様子、改めて、涙がこぼれました。本当にこの方たちは、命掛けで生き、闘ったのだと。
永田浩三さんは、昨年、私に「言葉と勇気」と書いて下さいました。ああ、そうだったと。ありがたくて。
今日の実行委員会でもいろいろと話が出たのですが、今、日本中に「原爆文学」は、全く知られていないと思います。大田洋子も山代巴も。山代巴は、「荷車の歌」で少しは知っている人がいるかもしれないけれど。まして、大田洋子の「夕凪の街と人と」「桜の国」という小説や、山代巴の「この世界の片隅で」を知っている人は少ないでしょう。今回、こんな本があるのですよとお知らせしただけでも良かったかも、と、自分で慰めています。
最後に私のブログにフェイスブックでコメントを下さった「Kazumi I」さんのコメントを転載させていただきます。Kazumiさん、皆様、ありがとうございました。
『タイトルの問題もあると思います。私のとまどいは、原爆について、こんなに漂白されたものを受け取っていいのだろうか、ということだったような気がします。何と比べての漂白感かというと、やはり大田洋子さんや山代巴さんの本の世界と比べての漂白感ということになると思います。もちろん、史代さんなりの漂白あって、この時代に広く読まれて映画にもなったわけですけど、これでいいとも思えない、ようなこの感じは、何でしょうね。山代巴さんの本の復刊につながったことはよかったと思います。』
引用転載ここまで
山代巴さんの「この世界の片隅で」→
この世界の片隅で/山代巴編/岩波新書1965 //滋賀ほか 369.37
内容紹介:(岩波書店)在庫僅少
「これが広島じゃ」「ウチも隣も,全部々々焼けてしもうたんじゃ」――戦争が終わっても,被爆を生きねばならなかった広島.「この世界の片隅で」生き続ける人たちの声を丹念に拾い集め,込められた思いに耳を澄ませた記録集.
内容紹介:(ウイキ)
被爆者の体験を基に「被爆から20年の歴史を明らかにする」ことを目的に作られた「広島研究の会」の最初の成果として刊行された。在日朝鮮人、被差別民、刊行当時は米軍施政下にあった沖縄在住者など、被爆者の中のマイノリティ的存在に対し、第二次世界大戦後の比較的早い時期から注意を向けている点に意義がある。
「相生通り」(文沢隆一) 「福島町」(多地映一) 「IN UTERO」(風早晃治 - 中国放送記者・秋信利彦の筆名) 「病理学者の怒り」(杉原芳夫) 「あすにむかって」(山口勇子) 「原爆の子から二十年」(小久保均) 「一つの母子像」(山代巴) 「沖縄の被爆者たち」(大牟田稔 - 中国新聞記者)
「相生通り」(文沢隆一) 「福島町」(多地映一) 「IN UTERO」(風早晃治 - 中国放送記者・秋信利彦の筆名) 「病理学者の怒り」(杉原芳夫) 「あすにむかって」(山口勇子) 「原爆の子から二十年」(小久保均) 「一つの母子像」(山代巴) 「沖縄の被爆者たち」(大牟田稔 - 中国新聞記者)
(別ものなのでしょう→人間の尊厳_いま、この世界の片隅でフォト・ドキュメンタリー/林典子/岩波新書2014.2 /びわ/滋賀ほか 360.4/ハ )
by龍隆 2018.7.4
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