いするぎ便り

歴史を求めて季節を感じて…
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道林寺<明治天皇北陸行幸>・龍王寺

2011-12-16 | 旅行

かつての旧北陸道にあたる商店街の大通りを進み、商工会前の交差点をに右に曲がりしばらく行くと、屋根に瓦を葺いた朱色の土壁の塀が見えてきます。築地の奥には、どっしりとした漆黒の大屋根。浄土真宗東本願寺派のお寺、道林寺です。

創建は、永寿元年(1182)。慶安2年(1649)に前田利長(高岡の開祖)から道場屋敷三支所を拝領され現在地に移転しました。

明治元年(1868)、江戸幕府・摂関制度の廃止と明治新政府の樹立を宣言した「王政復古」により、天皇主権の近代国家が誕生しました。その後、明治天皇は新政府における天皇の権威の周知を目的として、全国巡行を行いました。明治11年、道林寺は、明治天皇北陸行幸のときの宿泊所となり、それを記念した石碑が立っています。

赤ポスト・公衆電話ボックス・街燈

しっくり合っています

 

道林寺の境内を通って道を挟んだ右側に龍王寺があります。

龍王寺

 「雪囲い」がしてあります

 

昭和3年。道林寺第8代住職智法が創建した真宗大谷派のお寺です。

除夜には道林寺の梵鐘と、龍王寺の梵鐘が撞かれるそうです。