いするぎ便り

歴史を求めて季節を感じて…
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石動曳山祭

2012-03-09 | 旅行

4月29日石動曳山祭(小矢部市指定文化財)が開催されます。

町内から11本の花山車がでる、愛宕神社の春祭りです。

 山車は直経1メートル30~40センチの木製車輪の上にカマチと舞台が載っています。舞台にはコウランを設けて祭神を祀り、その後に鏡板のツイタテがあります。祭神のかたわらには約3メートルの木柱が立ち、頂上には鉾留の「ダシ」が取り付けられています。さらに木柱を中心として紙製の菊花をつけた30本あまりの竹が笠の形に吊り下がっている花傘を付けた花山車です。

今町の花山車

祭神の布袋様と、でんぐり返しをするからくり人形。

人形の頭部には「安政4年 高山茂平」の墨書があり、飛騨高山の布袋屋台と同じからくりの仕掛けがしてあります。

 

 

下新田町の花山車

鏡板の背面に施された見事な井波彫刻(彫刻師 十二代・番匠屋田村与八郎)

 

一斉巡行の様子

お囃子と掛け声に合わせ、通りをゆっくりと進む花山車。

寺の街に車輪の軋む音が響きます。

 

商工会前でのライトアップ

 

 祭の起源はわかっていませんが、花山車は宝暦年間(1751~63)から造られはじめたようです。 

そのころには高岡の御車山を模して城端・放生津などで山車がつくられ、安永3年(1774)高岡から高岡町奉行に「前田利長公(加賀藩2代藩主)から拝領した由緒ある御車山であるのにみだりに模倣することは僭越の沙汰であるから早急に禁止されたい」との訴えがあり一時中断していたこともあったようです。

 

今年はぜひ、「ヤマ」に来て下さい。(地元の人は曳山を「ヤマ」と呼びます。)

お待ちしています!

 

田んぼに降り積もっていた雪がやっと融けて、一面水を含んだ土になりました。

冬が終わったと感動します。

季節は巡って、必ず明日に繋がっていくんですね・・・

 

震災から間もなく一年。 一日も早い復興をお祈りします。



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