ロードスター（NB6C)シートのカスタム

まさかのガルウィングドアのロードスター

聞くところ、自分でカスタムを重ねているとの事

今度はシートをカスタムして乗せたいと予備のシートを

昨年から預かっていました。

スポーツカーらしく、バケットで裁断パーツも多いシートです。

まずはカバーを剥がして構造のお勉強

話を聞いていると熱いオーナーも多いようなので、次の依頼がきても

対応できるように型紙はデータ化して残そうと取り組みました。

筋金入りのカスタマーさんでシートの表皮選びも盛り上がりました

和のイメージを入れたいと言うことで白基調に赤の和柄の差し色を

入れることにしました。

片方のみの差し色依頼でしたが、工場のみんなと相談して

余り好評でないのでイメージしやすい裁断の段階で、相談にきて

もらって色んな組み合わせを見てもらいました。

バランスを考え、両肩に刺し色を入れて、メインとコーナーの

縫い目に赤のパイピングを入れることにしました。

今回は裁断＆縫製は省略

スポーツカーのバケットタイプということで、張り込みが

深い部分が多かったりワイヤーのCリングが届き難い箇所があります。

専用のオームペンチでも大変な作業もエアーCリンガーだと

難なくカシメていけます。

 

せっかくなので、ワンポイントで私の工場のタグを縫い付けさせて

もらいました

長らくお待たせしてしまいました。

無事に引き渡し、先日の晴れの日に見せに来てくれました

 

カスタムして世界で1台の車を楽しんでいる人を見ると

幸せな気分になりますね～～