地産地消と言うと、どうしても農産物に目が行ってしまいますが
地元の工業系産業だって頑張っています。
今回は山梨の地場産業を積極的に盛り上げ、地元愛を育む事が大切だと
地道に活動している富士吉田市のかえる舎から依頼をいただきました。
富士吉田市を中心とした地域は昔から郡内織などと言われ、織物が盛んな地域です。
依頼内容は、その地元の織物を使って、富士吉田市立の小学校の図書室にある
スツールの張替えです もちろん、喜んで引き受けました
レザーの表皮の破れは経年劣化で良く見かけますが、立て板の合板が
ボロボロです。
このままでは使えないので同じように合板で交換しようかと思いましたが、これは・・・
子供たちが椅子に座って、踵(かかと)でコンコンするんだろうな~~
って、想像しました
そこで、急遽、耐久性を考慮して構想を変更して、代わりにアルミ複合板を立て板に変更しました。
せっかくの地元の織物が傷つかないよう切断板の継ぎ目は、ヤスリで丸く削ります。
さらに、5㎜の2層ラミネートの5㎜ウレタンを巻きつけます。
最初の計算の裁断より肉が厚くなり被せるのに苦戦しましたが
なんとか、かぶり張ることができました
そして、今回は普通の4角形のスツールでなく6角形
底脚が減ったり、傷んで高さがバラバラでくらっぐらしていました。
子供たちの使い方、バランスを考えて、6角のすべて、新しい底脚を打ち込みました
郡内の織物は薄い織物が主流かと思っていましたが、このような
最高級ジャカードインテリア生地を織る、アルルと言う会社があることを知りました。
こういう地元の優れたモノづくり企業を学生たちに知ってもらえる、お手伝いを
させていただき楽しく作業しました
かえる舎、山梨産業技術センターの担当者の方々の地道な(?)活動
また、何かあったら、声をかけてくださいね~~
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