洋服を縫わない縫製工房

ミシンを使って、洋服以外で、できることは何でも挑戦!
薄物から、厚物、金属?関わったものを紹介します。

飛沫感染防止シート

2020年04月30日 | ものづくり

続かない事には手を出さない事にしていますが

こんな時期なので、依頼されたお仕事は喜んで引き受けています(笑)

塩ビを高周波で溶着してトラックの幌などを製作する設備を

駆使して透明塩ビシートを溶着するなんて特別なことでは

ありませんが・・・・

今はどこへ買い物に行ってもレジには塩ビシートで飛沫感染防止シートを

つけてありますね。(どこも応急対応って感じですがね)

今回は、関西方面の病院のカウンター用飛沫感染防止シートの依頼です。

手持ち在庫の塩ビシートは1㍉厚×915㍉幅で30mでしたので

依頼の幅4.3m×1.4mには4.3mを2枚、溶着して製作します。

高周波で2枚を溶着し両脇を折って溶着し、仕上がりサイズにカットします。

大判サイズを天井から吊るすという事で約40㎝間隔でハトメを

つけて欲しいと言うことです。

トラック幌やターポリン横断幕などの塩ビ系のシートの場合、

強度、熱での伸びでハトメが表皮から抜けることが想定されます。

一般的に、写真のように表皮の縁に細いロープを巻き縫いして

補強します。

今回の依頼は室内のカウンターの透明塩ビカーテン

と言うことで透けて見えることを考慮して、

補強として透明の玉芯を縁に巻き縫いしました。

また、ハトメは病院で薬品で腐食しないで手入れしやすいように

安価なアルミ&ニッケルや一般的な真鍮でなく、ちょっと

高価なステンレスのハトメを使用しました。

応急での設置から長引くことを考慮して、来院していただく方々や

院内で働く方々に、しっかりしたものを設置して、安心して

対応したいと思う配慮からの依頼かと思います。

今回は、状況が状況なので、採寸メモの写メを送っていただき、

電話確認させていただき、発送まで中4日ほどで対応させていただきました。

 

 

 

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1 コメント

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そろそろ (うめ)
2020-05-01 14:13:07
業務拡張ですか!

どこのお店に行っても飛沫感染防止の為、カバーがありますもんね。
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