続かない事には手を出さない事にしていますが
こんな時期なので、依頼されたお仕事は喜んで引き受けています(笑)
塩ビを高周波で溶着してトラックの幌などを製作する設備を
駆使して透明塩ビシートを溶着するなんて特別なことでは
ありませんが・・・・
今はどこへ買い物に行ってもレジには塩ビシートで飛沫感染防止シートを
つけてありますね。(どこも応急対応って感じですがね)
今回は、関西方面の病院のカウンター用飛沫感染防止シートの依頼です。
手持ち在庫の塩ビシートは1㍉厚×915㍉幅で30mでしたので
依頼の幅4.3m×1.4mには4.3mを2枚、溶着して製作します。
高周波で2枚を溶着し両脇を折って溶着し、仕上がりサイズにカットします。
大判サイズを天井から吊るすという事で約40㎝間隔でハトメを
つけて欲しいと言うことです。
トラック幌やターポリン横断幕などの塩ビ系のシートの場合、
強度、熱での伸びでハトメが表皮から抜けることが想定されます。
一般的に、写真のように表皮の縁に細いロープを巻き縫いして
補強します。
今回の依頼は室内のカウンターの透明塩ビカーテン
と言うことで透けて見えることを考慮して、
補強として透明の玉芯を縁に巻き縫いしました。
また、ハトメは病院で薬品で腐食しないで手入れしやすいように
安価なアルミ&ニッケルや一般的な真鍮でなく、ちょっと
高価なステンレスのハトメを使用しました。
応急での設置から長引くことを考慮して、来院していただく方々や
院内で働く方々に、しっかりしたものを設置して、安心して
対応したいと思う配慮からの依頼かと思います。
今回は、状況が状況なので、採寸メモの写メを送っていただき、
電話確認させていただき、発送まで中4日ほどで対応させていただきました。
どこのお店に行っても飛沫感染防止の為、カバーがありますもんね。