5年前に張り替えたJB23ジムニー のハンドルがボロボロで、かぶせたカバーも
ボロボロになっていました。
昨年、腕試しにWRブルーサンバーのステアリングの革巻きに挑戦してみました。
続けて社用のジムニーも練習台にトライしてみる予定が延び延びになってしまっていました。
裁断型紙をいかに素早く正確にするか・・・? が依頼をお受けするポイントなので
そこのところに重点を置いて、コロナ自粛のお盆休みを使ってようやく取り組みました。
アナログの作業をデータ化しながら修正&保存を繰り返します。
編み込みラインを決めることからスタートです。 その前に、ハンドルを
計測しデータにしてます。
3次元のハンドルに伸びる革で巻く・・・この革を裁断する型紙ラインをどうとるか・・?
直径365mm(たぶん)の外径と内径では200mmほど違うのですが、サンバーを
巻いた時の経験で中心の径を輪の全長で良いと思っています。
私も最近はネットを最大限利用して材料をリサーチしています。
でも結局は100均の物を加工したり、工場の残り物を使う事がたくさんあります。
数値を希望して欲しい物、素材感を手に取ってみないとわからないものなど
手配、利用できるのは工場ならではだと思います。
とにかく、スポーク部分が問題なんです。
何回かレーザーでカットした合皮を照らし合せ、裁断外形はもとより、違和感があれば
編み込みラインも修正し、いよいよ本物の革を裁断します。
縫い合わせ部分、クラクションの隙間に埋め込む部分は前もって、革を薄く漉いておきます。
8番の同色糸で4枚を縫い合わせ、縫い代を開いてゴム糊で貼り、5番のフィラメント糸で
編み込みのベースステッチを縫製します。
~~ん、ちょっとまずい いや、かなりマズい
スポーク部分が小さすぎました また、スポーク上部のコブを見落としました
でも、せっかく切った革なので、自社用だし、編み込みの練習もしたいから、このまま進めます。
なぜかと言うと、前回の教訓で、手縫い針の先で、糸を裂いてしまって
引っ張ると糸切れする問題があったので、先端を削り落とした針を使ってみたかった
ダイソーの手縫い針を加工しました。これで十分なのを確認して
アマゾンサイトに入れてあった、専用の丸針を買い物かごから削除しました
また、編み込みの練習の中で、確認したかったのは、途中で糸が切れたり、
足りなくなったりした時の対処法を探し出したいと思っていました。
幸い幾度となく、糸継ぎすることになり色々と試せました
細かく見るとツッコミどころ満載ですが、気にせず握ってみると、
とても良い革感です。
何気に、以前張り替えたシートと類似配色にしてプチ満足
明日、作り替えれば、かなりの完成度で出来上がりそうですが、高価な革も
もったいないので、しばらくこのまま使うことにします
私の場合、ステアリングの革巻きの依頼も楽しみなのですが、こういう作業を
行うことで、できあがった品物の良し悪しとは別に、張替えのスキルアップ、
ハンドル以外の瓶や変わった造形物に革や布を巻いたり張ったりするノウハウを
習得する意味も大きい
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