実家で長く使用していた本革ソファを新築の家に、持ち込みたい
出来れば、新居の置く部屋に合うように張り替えてから搬入したい、
と、昨年の夏、相談されました。
生地サンプル帳を預けてご夫婦で検討し、搬入を待っていました。
新築工事も遅れたようでしたが、選んでいただいた生地在庫がなかったりと
延び延びになってしまいました。
ダブルステッチ&パイピングで仕上がっていた本革のソファを壁紙に
合うような2色のファブリックに張り替えると言うことで、生地を広げて
検討し、ファブリックの風合いを最大限出せるように、化繊綿とウレタンの
3層パーツを縫いあわせて、ステッチやパイピングをあえて使わず、
ふんわりした風合いに仕上げることにしました。(特に相談なし 苦笑)
今回は、張り込みも風合いを確認しながらで、バランス重視で裁断も
微妙に調整しながら進めました。
元の木枠構造と貼ってあるウレタンとの関係で座のセンターのみ、
ウレタンにスリットを入れてワイヤーを通した吊り布で中間張りしました。
本体と異なった生地で張ったひじ掛けを組付けてから、底布を張り
新しい底脚を打ち込みます。
元の本革の時は膝下部分にパイピングの縫い合わせありましたが
あえて、ふんわりと見えるように、前マチを省略してふんわりとした
シルエットに変更しました。
お決まりの(笑)残り生地でクッションを製作して引き渡しです。
生地の入荷も遅れて、代替えの生地でともと提案しましたが
待っていただけるってことで、遅くなってしまいましたが
無事に引き渡し出来てホッとしました。
後日、「肘掛けで使った余り生地でクッションを作って欲しいから
ヌードクッションを届けます」 って連絡をもらいました。
喜んでいただいているようで、嬉しい
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