友

ある詩人の詩です。

……

詩　四章


友を喪ふ　四章

首途

真夜中に　格納庫を出た飛行船は
ひとしきり咳をして　薔薇の花ほど血を吐いて
〇〇君　君はそのまま昇天した
友よ　ああ暫くのお別れだ……おっつけ僕から尋ねよう！

展墓

〇〇君　今僕のかうして窓から眺めてゐる　新緑の梢を雲が飛びすぎる
その樹立の向こうに　籠の雲雀が歌ってゐる
僕は考える　ここを退院したなら　君の墓に詣ろうと

路上

巻いた楽譜を手にもって　君は丘から降りてきた　歌ひながら
村から僕は帰ってきた　ステッキを振りながら
…ある雲は夕焼けのして春の畑
それはそのまま　思ひ出のやうなひと時を　遠くに富士が見えてゐた

服喪

啼きながら鴉がすぎる　春の日の真昼どき
僕の心は喪服を着て　窓に凭れる　友よ
友よ　空に消えた鴉の声　木の間の歩む少女らの
日向に光る黒髪の　悲しや　美しや　あはれ命あるこのひと時を　僕は見る

……

旅人

好きな詩です。

……


旅人

ひとたび経て　再びは来ない野中の道
踏切越えて　菜の畑　麦の畑
丘の上の小学校で　鐘が鳴る
鳩が飛びたつ

……

A級順位戦プレーオフの結果でる

A級順位戦プレーオフの最終戦、稲葉八段に羽生竜王が98手で勝って、
名人戦7番勝負に挑戦者として立ち向かう。
竜王対名人。
好勝負が期待される。
とくに、羽生竜王は100冠めを狙う。
世論は、羽生の勝利を望んでいる。

習近平の映画大ヒット

習近平のこの5年間の功績をたたえる映画
「すごいぞわが国」が
大ヒットしている。
期間を決めて、全党員に鑑賞させる、
という目的があるため、
昼間から党員を動員しているらしい。
憲法改正、習近平の神格化という路線の一環である。
一党支配の弊害の出る中国だが、
インターネット等を通じた批判も、
まだ立ち消えてはいない。
健全な政治を、隣国の国民として、求めたい。

トランプ、金正恩対談～スイスにて～

トランプが、金正恩とスイスで会談の用意をしている。
成果が上がるかどうかは、はなはだ怪しい。
たとえ何らかの同意が成立したとしても、
金正恩が守るかどうか。
会談自体、金正恩の時間稼ぎとしか思えない。
トランプは、どのような背景で
会談を承知したのだろうか。
たぶん、トランプ流の根拠もない勘だ。
日本も、拉致被害問題で北朝鮮の契約不履行に
悩まされている。
同意が得られたとしても、
したたかな金正恩が誠実に対応すると思っているなら、
トランプは、あまりに甘い。

学校教職員の銃武装化～フロリダ州～

高校での銃乱射事件を受けて、
フロリダ州で、学校教職員の銃武装化をうたう
法案が可決された。
銃の脅威から
学校や生徒を守るため、
銃を扱った経験のある教職員に銃武装を
認めて、銃の脅威の盾にさせようとする。
大統領も反対しないようだ。

米の輸入制限、日本は例外化

米の鉄鋼、アルミニウムの輸入制限が話題になっている。
鉄鋼に25％、アルミニウムに10％の輸入制限を設けるということだ。
しかし、NAFTAの交渉途上であることから、
カナダとメキシコは例外となりそう。
また、日本についても例外措置がとられる、との見通しである。
肝心の中国の牽制が甘くなる、との与党内の批判もあるからだ。

アメリカの鉄鋼、アルミニウム関税への抵抗

アメリカが、鉄鋼の25％、アルミニウムには10％の
関税をかけるという。
利害をもつ共和党議員まで、これに反対している。
ヨーロッパ諸国の抵抗も予想される。
大統領は、中間選挙への対策、と考えているようだが、
逆効果だ、とする関係者が、猛反対している。
思い付きで政治を左右するトランプの悪癖である。

新元号は来年2月24日以降に発表

新元号は、来年2月24日以降に発表される、と決まった。
4月30日に退位、5月1日に新天皇の即位となる。
あまりはやく発表してしまうと、
国民の関心が、新天皇に集まってしまうことを警戒した。
カレンダー業者など、はやめの発表を希望していたが、
政府の配慮の元、このような結論に達した。

ドイツ、大連立継続へ～社会民主党政権参加～

ドイツで、政権空白が終わりを告げた。
社会民主党が、メルケル等の率いる政党と連立することを決めたのだ。
したがって、キリスト教民主社会同盟が政権に加わり、
メルケル首相が、首班となる。
EUの懸念は去り、
ヨーロッパに安定が取り戻される。

イタリアで総選挙～「五つ星」の躍進～

イタリアで総選挙が行われ、
開票作業が進行している。
過半数をとる政党は生まれそうもない。
「五つ星」の躍進が注目される。
現与党「民主党」の政権は続かない。
合従連衡がいかに進むか。
EUにとっても、他人事ではない。

イタリアで総選挙～「五つ星」の躍進～

イタリアで総選挙が行われ、
開票作業が進行している。
過半数をとる政党は生まれそうもない。
「五つ星」の躍進が注目される。
現与党「民主党」の政権は続かない。
合従連衡がいかに進むか。
EUにとっても、他人事ではない。

金正恩が韓国高官と会談

北朝鮮の独裁者が、
韓国高官と会うという。
しかし、
簡単に非核化が実現するとは思えない。
かつて
韓国、北朝鮮は、先進国であった。
進んだ中国文化を伝え、日本を開花させた。
日本から、豊臣秀吉等が侵略しても、
決して向こうから攻めてくることはなかった。
その伝統を壊したのが金正恩である。
ミサイルを日本上空に飛ばせた。
こういう非常識な指導者が、国際的な意見を取り入れるとは思えない。
韓国の文大統領は、何を考えているのか。

中国の全人代開幕～国家主席の任期～

日本でも、憲法改正の波が巻き起こっている。
一方中国では、憲法改正と言っても
国家主席の任期撤廃が取り上げられた。
習近平の終身支配が認められるのか。
かつて
毛沢東が国の進路を左右し、誤らせた
故事を
中国人民は忘れたのだろうか。