与謝野晶子は、コピーライターの先駆者である。
1918(大正7年)に、高島屋がデパート業界に進出すると、
商品の宣伝コピーを与謝野晶子に依頼した。
与謝野晶子は、1912(明治45年)に渡欧し、
約5か月、パリに滞在した。
その間、世界最初のデパートである
「ボン・マルシェ」などを訪れている。
その経験から、
消費は新しい文化、という考え方を生み出したのである。
高島屋に依頼されて作った短歌は、
次のようなものである。
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円き紋飽かず重ねてなまめかし銀紅色とイスパニア紅
なつかしき敷石の道正午なり秋も琥珀茶帯も琥珀茶
……
また、カルピスのキャッチコピーも短歌にしている。
……
カルピスは奇しき力を人に置く新しき世の健康のため
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