
恋多き宮廷人であった
平安時代の歌人
和泉式部。
愛する人を次々に亡くした。
娘、小式部は、貴族の子をうんだものの、早くに亡くなる。
恋多き和泉式部は、何をすることもできなかった。
とゞめおきて誰をあはれと思ふらん子はまさるらん子はまさりけり
現代の歌人
五島美代子。
娘は、戦後まもなく、
当時としては珍しい、
東大に入った娘とともに
東大の講義に出る。
しかし、しばらくののち、
娘は自死してしまった。
あまりにも悲しい喪失であった。
うつそ身は母たるべくも生まれ来しををとめながらに逝かしめにけり
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます