よく晴れていますね~。
いいお天気です。
昨日、小野竹喬展に行ってきました。
小野竹喬展
日本画を見る機会がなかなかないのですが、
今回は、ポスターのほんわかした絵に惹かれて
見に行きました。
一人の作家の人生を最初から晩年まで網羅して
見る、なんてことはなかなか出来ないのですが、
作家の進化を目の当たりにしたような気がしました。
いくつになっても人は進化するものだなあ~と
感じました。
そして晩年になればなるほど竹喬の絵は、
単純化され洗練されていくような気がしました。
人をほっとさせるような温かい絵でした。
見終わったあと、同じ近代美術館にある
近代日本の美術というのを見ました。
(同じチケットで見ることができます)
そこに展示してある絵のなかに、
この竹喬の師である竹内栖鳳の絵も飾られてありました。
竹喬の絵も素晴らしかったのですが、
栖鳳の絵もすばらしかった・・・。
ウサギやサルの表情がまるで生きているようで、
いつまでも魅入ってしまうようでした。
いやはや・・・弟子もすごいけど、
師もやっぱりすごいなあ・・・と
思って、今、何気なくネットで調べてみると、
栖鳳は、上松松園の師でもあるんですね。
(いやはや・・・そうだったのか・・・と
ちょっと感慨・・・)
というのも、
昔、宮尾登美子さんの「序の舞」という小説を読んだことがあるのですが、
(これは女性の日本画家上松松園の一生を描いているもので、)
その中で、めちゃめちゃ厳しい師匠がでてきて、
とても怖かったのですが、
それが栖鳳だったのか・・・と思って、ちょっと感慨深いものがありました。
こういう歴史とか背景も垣間見えると面白いですね。
そう思いました。
それでは今日もよい一日を。
小さなホン屋パモン堂