私のだらしな日記

「更科日記」ならぬ、私の〝だらしな〟日記。(^^;)
日々のどーでもいい事を、だらだらと綴っていきます。

火天の城

2009年09月17日 | こんな映画を見た
タジョー丸に反して、「火天の城」は、
見たくて見たくてたまらない映画でした。

客層も“お年寄り”ばかりで・・・。


しかし、よかった! のです。

よかったの一言です。

なので、私のヘタな感想などいらなくて、
これを見てくださればいいのですが・・・。


火天の城



そして映画をみてくだされば・・・。




しかし、映画とは全く関係ないのですが、
ひとつ思ったことがありました。


この映画では、
母と娘、父と娘の関係がとてもよく描かれていました。


それが私と今の息子との関係にオーバーラップして、
見てしまいました。


我が家の息子は、今、受験生。

自分のやりたい仕事が決まっているのに、
全く勉強をしません。

それは何故かというと、
やりたい仕事とその勉強が、全く得意ではないと
いうことがあるのです。

だから成績も悪く、自信を失って、
やる気をなくしているのです。


親としては、自分の得意なことで、
得意なことを仕事にすればいいのになあ~と
歯がゆい思いでみていました。


ところが、よくよく話をしてみると、

自分が一番得意なことでは、
喰っていけないと思っているようなのです。

“自分の一番好きなことをすると、生活ができなくなる”


と思い込んでいるようなのです。



“どきっ”としました。

それって私のことじゃない?と。


子どもは私の挫折人生を見て、
それを教訓としたようです。

それを昨日の朝知り、
私は愕然として、この映画を見ていました。



映画の中で、主人公の岡部又右衛門も、
安土城を作るために、大変な努力をするのですが、
挫折の連続です。


そんな中で分かったことがあるのです。


それは、自分は一人ではないということです。

彼を支えてくれる、大勢の職人たち、妻、娘・・・

そういう人たちのおかげで、彼は頑張っていられるのだと
気づくのです。




それを娘に告げるシーンがあるのですが、
私には、ただただ、もう涙しかでてきませんでした。


そして思ったのです。

私の人生も挫折ばかりで、まったくいいところを
子どもに見せてやれなかったけれど、
そして、それを彼に対する悪影響だと思っていたけれど、

子どもはきっとそれをいつか自分の肥やしとしてくれるだろう・・・と。


挫折ばかりで、かっこ悪いけれど、
それでもチャレンジした姿を自分なりに
構築してくれる日がくるのではないか・・・と。


それは今は目に見えないけれど。



いつかきっと、分かってもらえる日がくるのではないか

とそう思いました。


結局親の仕事は、背中を見せるだけでいいのかもしれませんね。


言葉はいらない



改めてそんなことを感じてしまいました。





☆それでは今日もよい一日をお過ごしください。


小さなホン屋パモン堂


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