■パンカップ店主の昭和的こころ 「三角ベースボール」

アラカン・パンカップ店主の昭和的こころの復活記◇昭和の時代・日本の伝統を見直しませんか?!

佐々紅華愛用のピアノ 70年ぶりに公開展示(準備中)

2013-04-21 06:10:52 | 再発見 佐々紅華の会
JOHN BROADWOOD&SONS
ジョン・ブロードウッド(英国)シリアルナンバー126481
1920年代後半のピアノと推察される
 
「君恋し」「祇園小唄」などの作曲で有名な作曲家「佐々紅華」愛用のピアノが今度の
5月12日(日)寄居北條まつりの特別企画展 第2回佐々紅華展で公開展示される。
展示場所は昭和6年に佐々紅華みずからの設計で建設が始まり、完成後昭和36年
まで住んでいた寄居町玉淀547番地の料理旅館「京亭」である。

佐々紅華はフランク永井歌う「君恋し」で第3回レコード大賞・作曲賞を受賞。
受賞前の同年1月18日に愛する第二の故郷「玉淀・寄居」で亡くなっている。

4月19日~20日にかけて、熊谷のタニタ楽器に依頼して、保存のための分解掃除が行われた。
このピアノはイギリス王室御用達のジョン・ブロードウッド社製のものでフレームに造作されている
シリアルナンバーから推定すると製造から約100年たっていることになる。鍵盤の中央付近にある支点
のバランスピンにはめられたクロス(羊毛製)の虫食いに、製造から100年という歳月と先の大戦を逃
れて良くぞ残されていたという気持ちがふつふつと湧いてくる。※大東亜戦争中は鉄などの軍需物資
不足のため、お寺の鐘やピアノ内部のフレームなどが軍需供出されるケースが多々あったと聞いた※
   
   
   
   

ピアノ内部のフレームには王冠のマークがあり、このピアノのメーカー「ジョン・ブロードウッド社」が
英国王室御用達だったことを物語っている。私と同行した佐々家の方が佐々紅華の遺品をいとおしそう
じっと見ているすがたが言葉にいい尽くせない思いとなって胸に染み入いる一日でした。アラ環Otani
 

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