■パンカップ店主の昭和的こころ 「三角ベースボール」

アラカン・パンカップ店主の昭和的こころの復活記◇昭和の時代・日本の伝統を見直しませんか?!

大倉陶園「岡染め技法」って何?

2014-03-08 18:12:36 | パンカップ店長日記

    ※掲載商品は 11L-8061ブルーローズ・レモントレー

大倉陶園の岡染め技法とは・・・
炎の芸術が創り出す神秘の色彩。大倉陶園独特の技法で、本焼成した白生地にコバルト絵具で絵付けをし、再度1460度の高温で焼成します。この間コバルトの青色は釉薬と柔らかに融合し、深みと優しさを加えながら美しい文様を作り上げます。ハンドルや縁には、筆で一点一点 金が手塗りされ、白磁に美しい輝きを添えていきます。
   
とにもかくにも、大倉陶園創業者の大倉孫兵衛という人がすごすぎる。

美術陶器工場縁起
是は利益を期して工場を起す事出來ず。寧ろ道樂仕事につき一人の獨業として他に迷惑を掛けぬ趣向でなければ思ふ様な道樂は出來ぬ。
依て他に關係なく獨立にて作るを良とするものなり。
全く商賣以外の道樂仕事として、良きが上にも良き物を作りて、英國の骨粉燒、佛國の「セーブル」、伊國の「ジノリー」以上の物を作り出し度し。
利益を思ふてはとても此事は出來ぬ故、全く大倉の道樂として此上なき美術品を作り度し。既に蒲田に一萬三千坪許りの地を買入れたるにつき、此地に工場と共に別莊の如き見本場を作り、花壇も作り、工場からして美術の工合に作り度き事、此事は萬事和親に任せ、日野氏茲に来つて圖案設計を始める。

大正七年七月十八日 大倉孫兵衛 手記 時年七十六


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