結婚式場に着くともうたくさんの人たちでした
新婦さんのお友達は美人さんだらけで
ずっとキョロちゃんになってしまいました
受付を済ませて友達が集まっている場所へ行くと
あ!
受付のすぐわきに大きなパネルがある!
紋付を着た新郎と、角隠し姿の新婦が
三つ指ついてる写真じゃないの!!
ウエルカムボードっていうやつなのかな??
何だかこういうのも可愛いな
総勢200人弱のお客さんがいたのではないだろうか
本当にすごい人数にビックリ!
自分の席に座る
丸テーブルには中学時代の友達ばかり
悪かったやつらもいれば、一緒に仲良く遊んだやつらもいる
でもそういう垣根がもう無い
俺の隣に座っていたT君は学校一の不良だったけれど
震災をきっかけに俺と会うようになり
すごく俺を気に入ってくれて、今ではもう本当に仲良しだ
新郎新婦が出迎えている
とっても仲の良さそうな二人
奥さんもスレンダーで美人さんだ
俺は奥さんに会うのが初めてだったけれど
握手をしてご挨拶した
『こいつ、俺んち知ってるからさ、二人で今度遊びにおいで』
旦那さんもお世辞交じりで
『○○ちゃんはスゲェいいやつだから!面白いよ!』って言ってくれた
普段から素直に言ってくれぃ
奥さんは笑顔をパッと咲かせて
『いいんですか?二人でお邪魔します~!!』
いいですねぇ
とっても性格も美人さんである
会場にはいると場内アナウンスが流れていた
ハロウィンが近いので各テーブルの上にはその装飾を施したキャンドル台があって
俺のこぶしぐらいのカボチャが乗っていた
下にカボチャに貼るシールがあって
どうぞ、各テーブルごとに自由にカボチャに貼って顔にしてくださいとのこと
T君『おう!ぱぱ!お前やれ!!』
俺 『俺でいいの?』
T君『ぱぱのセンスでやってくれ!』
俺はちょっと思いついたことがあったので
『もうちょっとしたらやるよ』と答えた
程なくして新郎新婦が入場した
う~ん素敵!!
ずっと独身を貫くんじゃないかと思っていた奴だったが
こうして花舞台に立つと感慨深い
よかったね!ひゅ~ひゅ~!!
俺は拍手をしながら大声で『おっとこまえ~!!』って言った
式が始まって
来賓のあいさつが長いので
さっそく、さっきのシールで装飾を始めることにする
カボチャに貼れと司会のお姉さんは言ったけれど
俺が素直にカボチャに貼るわけがない
…
…
…
こんな風に俺の料理のエビや器に色んな目や鼻や髭をつけて
俺の料理だけファンタジーになっちゃった
それに気づいたT君が大爆笑して
スピーチをぶち壊しかけるハプニング
『おめぇらよ!中学生じゃあるまいし、静かに…プププ!!』
注意しかけたもう一人の元超不良も爆笑
『ダメだこいつら~』
『俺、悪くねぇって!ぱぱがカボチャじゃなく料理に…』
小声で話すんだけれど可笑しくなってきて大きな声で笑っちゃう
…
いいんです
笑うのはいいんです
俺を招待した新郎が悪いんです
こうなるって知ってて呼ぶんだもの
乾杯が終わってザワザワしてきてから
みんなで俺の装飾した料理を見に来てまた爆笑
『ホント、お前は…プププ!!!』
小さな笑いをゲット
新婦のお父さんの仕事関係で
乾杯のグラスには日本酒が入っていた
一発目で日本酒を飲んだんだもの…酒の弱い俺は…(ち~ん
色んな人たちがステージで出し物をしているのに
ゲラゲラ笑ってさ…
T君が『なんで、ぱぱ俺の隣なの?勘弁して、コイツ笑わせるんだよ~』
って色んなテーブルで言いまわっている
知らない人にまで言わなくてもさ…
お料理も美味しいし
酔って来たら、あんなに行きたくないと思っていた気持ちも忘れて
T君と悪ふざけばっかり
笑いすぎて顔がいてぇ!!って言ってまた笑って
…
俺も100%いじられまくって
酒やらワインやらビールやら焼酎やらを飲まされまくる
ゲラゲラ笑いが止まらない
もう新郎新婦なんて関係ない
ただの同級会だ
しょっちゅう飲んでいた女友達から
『ぱぱ大丈夫?今日すんごく飲んでるぞ、具合悪くしない程度にしなよ?』
『でへへへ~~~』
『もうぱぱダメだ…ごめん!あんまりぱぱに飲ませないで~!』
…こういう係りがいてくれるのもありがたい
大概の人は俺の体格を見て飲めると思っちゃう
でもそんなに強くないから…ねぇ
端折ってスマヌ
…そろそろ宴もたけなわと書いていいでしょうか
最後のアレですよアレ
ご両親に花束のアレ
感動して泣いちゃうアレです
『さぁさぁ泣く準備ですよ~みなさんいいですか~』
酔っている俺は茶化して笑っていた
新郎の父親は昨年の夏に亡くなっていて
お母さんが遺影を持って一人で立っている
新婦のご両親は健在なので、ステージに三人
…何だか感極まってお母さん二人はもう泣いている
高砂の席から新郎新婦がステージまで歩いていき
花束を渡して、手紙を読んで
…
泣けるかと思ってたけど泣けないもんだな…と俺は冷めて見ていた
でもね
新郎のお母さんが持っている遺影
お父さんの笑顔が新郎に似ているんですよね
もう本当に瓜二つの素敵な笑顔
どれだけこの姿を見たいと思っていたんだろうなぁ
って、ガラにもなくそんなことを思っちゃった
そしたら涙がボロボロ止まらなくなってしまって
初めはおしぼりでツンツンと目じりを押さえていただけだったのに
もうダメ
洪水です
新郎の最後のあいさつが
いつもの通りたどたどしくって
とっても下手くそで
何度も何度も引っかかって…
それが彼らしくって
コイツ、いいやつだって思えたらますます泣けて来て
これを思い出して書いていながらまた今、泣いている俺です
最後は嗚咽しちゃって恥ずかしかった…
うぐぐぐぐっ…うぐっ…って泣くのをこらえようとして声が出ると
周りの友達が笑って
『なんでそこまで泣くんだよ…』って半分呆れ返ってて
でも何だか止め方わかんなくて
…
そしたら例の不良だったT君も号泣していた
あんなにふざけてゲラゲラ笑ってた二人が
最後は並んで号泣だもの
周りの友達も泣きたくなってたかも知れないのに
遥か上のレベルで泣かれたら泣けないですよね…ごめんね
本当に初めのころはぶち壊し気味だったけれど
最高の結婚式でした
…いやいや、泣くって疲れます
魂の抜け殻状態になるまで泣いてしまいました…
恥ずかしい…
泣くなんて俺らしくもない!!
…クスン
最後の胴上げも俺は泣きすぎて体力的に無理で
ただ阿呆のように見ていました
写真はたくさん撮ったのに
顔出し写真が多いので処理も面倒くさく
一枚だけ…お許しを
あんなに泣いたのに2次会で歌わされて
泣きすぎて声も変だっつうの!
『ぱぱが歌うなら何?』
『ミスチルしか歌わないよコイツ!』
『じゃ~ミスチル適当に入れて!マイク、ぱぱに!』
『HANABI前に歌ってたぜ』
『んじゃ~それ!ぱぱ!それ歌え!』
イントロ流れて
マイクを持たされて
歌わないわけにいかないじゃない…
でも思ってたより声も出て
ご満足いただけたようでよかったですが…
ふぅ…やっと思い出し涙が止まりましたので
この辺で失礼します
もう結婚式は呼ばれたくない…
仲間内はこれで最終便だと思うけどなぁ
余談ですが
Amazonからあなたにおススメの商品があります
ってメールが届いた
正座用座椅子
…
以前に一生懸命座椅子を探した時のデータで送られてきたようだが
これ、腰痛にいいんですよね?
俺の体重でも大丈夫なんですよね?
それでおススメしたんですよね?
…
…
買ったら笑ってくれる?(笑ってもらえたら何でもするのか
新婦さんのお友達は美人さんだらけで
ずっとキョロちゃんになってしまいました
受付を済ませて友達が集まっている場所へ行くと
あ!
受付のすぐわきに大きなパネルがある!
紋付を着た新郎と、角隠し姿の新婦が
三つ指ついてる写真じゃないの!!
ウエルカムボードっていうやつなのかな??
何だかこういうのも可愛いな
総勢200人弱のお客さんがいたのではないだろうか
本当にすごい人数にビックリ!
自分の席に座る
丸テーブルには中学時代の友達ばかり
悪かったやつらもいれば、一緒に仲良く遊んだやつらもいる
でもそういう垣根がもう無い
俺の隣に座っていたT君は学校一の不良だったけれど
震災をきっかけに俺と会うようになり
すごく俺を気に入ってくれて、今ではもう本当に仲良しだ
新郎新婦が出迎えている
とっても仲の良さそうな二人
奥さんもスレンダーで美人さんだ
俺は奥さんに会うのが初めてだったけれど
握手をしてご挨拶した
『こいつ、俺んち知ってるからさ、二人で今度遊びにおいで』
旦那さんもお世辞交じりで
『○○ちゃんはスゲェいいやつだから!面白いよ!』って言ってくれた
普段から素直に言ってくれぃ
奥さんは笑顔をパッと咲かせて
『いいんですか?二人でお邪魔します~!!』
いいですねぇ
とっても性格も美人さんである
会場にはいると場内アナウンスが流れていた
ハロウィンが近いので各テーブルの上にはその装飾を施したキャンドル台があって
俺のこぶしぐらいのカボチャが乗っていた
下にカボチャに貼るシールがあって
どうぞ、各テーブルごとに自由にカボチャに貼って顔にしてくださいとのこと
T君『おう!ぱぱ!お前やれ!!』
俺 『俺でいいの?』
T君『ぱぱのセンスでやってくれ!』
俺はちょっと思いついたことがあったので
『もうちょっとしたらやるよ』と答えた
程なくして新郎新婦が入場した
う~ん素敵!!
ずっと独身を貫くんじゃないかと思っていた奴だったが
こうして花舞台に立つと感慨深い
よかったね!ひゅ~ひゅ~!!
俺は拍手をしながら大声で『おっとこまえ~!!』って言った
式が始まって
来賓のあいさつが長いので
さっそく、さっきのシールで装飾を始めることにする
カボチャに貼れと司会のお姉さんは言ったけれど
俺が素直にカボチャに貼るわけがない
…
…
…
こんな風に俺の料理のエビや器に色んな目や鼻や髭をつけて
俺の料理だけファンタジーになっちゃった
それに気づいたT君が大爆笑して
スピーチをぶち壊しかけるハプニング
『おめぇらよ!中学生じゃあるまいし、静かに…プププ!!』
注意しかけたもう一人の元超不良も爆笑
『ダメだこいつら~』
『俺、悪くねぇって!ぱぱがカボチャじゃなく料理に…』
小声で話すんだけれど可笑しくなってきて大きな声で笑っちゃう
…
いいんです
笑うのはいいんです
俺を招待した新郎が悪いんです
こうなるって知ってて呼ぶんだもの
乾杯が終わってザワザワしてきてから
みんなで俺の装飾した料理を見に来てまた爆笑
『ホント、お前は…プププ!!!』
小さな笑いをゲット
新婦のお父さんの仕事関係で
乾杯のグラスには日本酒が入っていた
一発目で日本酒を飲んだんだもの…酒の弱い俺は…(ち~ん
色んな人たちがステージで出し物をしているのに
ゲラゲラ笑ってさ…
T君が『なんで、ぱぱ俺の隣なの?勘弁して、コイツ笑わせるんだよ~』
って色んなテーブルで言いまわっている
知らない人にまで言わなくてもさ…
お料理も美味しいし
酔って来たら、あんなに行きたくないと思っていた気持ちも忘れて
T君と悪ふざけばっかり
笑いすぎて顔がいてぇ!!って言ってまた笑って
…
俺も100%いじられまくって
酒やらワインやらビールやら焼酎やらを飲まされまくる
ゲラゲラ笑いが止まらない
もう新郎新婦なんて関係ない
ただの同級会だ
しょっちゅう飲んでいた女友達から
『ぱぱ大丈夫?今日すんごく飲んでるぞ、具合悪くしない程度にしなよ?』
『でへへへ~~~』
『もうぱぱダメだ…ごめん!あんまりぱぱに飲ませないで~!』
…こういう係りがいてくれるのもありがたい
大概の人は俺の体格を見て飲めると思っちゃう
でもそんなに強くないから…ねぇ
端折ってスマヌ
…そろそろ宴もたけなわと書いていいでしょうか
最後のアレですよアレ
ご両親に花束のアレ
感動して泣いちゃうアレです
『さぁさぁ泣く準備ですよ~みなさんいいですか~』
酔っている俺は茶化して笑っていた
新郎の父親は昨年の夏に亡くなっていて
お母さんが遺影を持って一人で立っている
新婦のご両親は健在なので、ステージに三人
…何だか感極まってお母さん二人はもう泣いている
高砂の席から新郎新婦がステージまで歩いていき
花束を渡して、手紙を読んで
…
泣けるかと思ってたけど泣けないもんだな…と俺は冷めて見ていた
でもね
新郎のお母さんが持っている遺影
お父さんの笑顔が新郎に似ているんですよね
もう本当に瓜二つの素敵な笑顔
どれだけこの姿を見たいと思っていたんだろうなぁ
って、ガラにもなくそんなことを思っちゃった
そしたら涙がボロボロ止まらなくなってしまって
初めはおしぼりでツンツンと目じりを押さえていただけだったのに
もうダメ
洪水です
新郎の最後のあいさつが
いつもの通りたどたどしくって
とっても下手くそで
何度も何度も引っかかって…
それが彼らしくって
コイツ、いいやつだって思えたらますます泣けて来て
これを思い出して書いていながらまた今、泣いている俺です
最後は嗚咽しちゃって恥ずかしかった…
うぐぐぐぐっ…うぐっ…って泣くのをこらえようとして声が出ると
周りの友達が笑って
『なんでそこまで泣くんだよ…』って半分呆れ返ってて
でも何だか止め方わかんなくて
…
そしたら例の不良だったT君も号泣していた
あんなにふざけてゲラゲラ笑ってた二人が
最後は並んで号泣だもの
周りの友達も泣きたくなってたかも知れないのに
遥か上のレベルで泣かれたら泣けないですよね…ごめんね
本当に初めのころはぶち壊し気味だったけれど
最高の結婚式でした
…いやいや、泣くって疲れます
魂の抜け殻状態になるまで泣いてしまいました…
恥ずかしい…
泣くなんて俺らしくもない!!
…クスン
最後の胴上げも俺は泣きすぎて体力的に無理で
ただ阿呆のように見ていました
写真はたくさん撮ったのに
顔出し写真が多いので処理も面倒くさく
一枚だけ…お許しを
あんなに泣いたのに2次会で歌わされて
泣きすぎて声も変だっつうの!
『ぱぱが歌うなら何?』
『ミスチルしか歌わないよコイツ!』
『じゃ~ミスチル適当に入れて!マイク、ぱぱに!』
『HANABI前に歌ってたぜ』
『んじゃ~それ!ぱぱ!それ歌え!』
イントロ流れて
マイクを持たされて
歌わないわけにいかないじゃない…
でも思ってたより声も出て
ご満足いただけたようでよかったですが…
ふぅ…やっと思い出し涙が止まりましたので
この辺で失礼します
もう結婚式は呼ばれたくない…
仲間内はこれで最終便だと思うけどなぁ
余談ですが
Amazonからあなたにおススメの商品があります
ってメールが届いた
正座用座椅子
…
以前に一生懸命座椅子を探した時のデータで送られてきたようだが
これ、腰痛にいいんですよね?
俺の体重でも大丈夫なんですよね?
それでおススメしたんですよね?
…
…
買ったら笑ってくれる?(笑ってもらえたら何でもするのか