ニイヌマ

倉庫に蚊が出るようになった

若者の耳には蚊の飛ぶ音が聞こえて

歳をとるにつれて聞こえなくなるのだとか。

俺も聞こえませんが何か。





蚊に刺されると俺はとにかくテンションが下がる

そんな話を37歳君としていた

『ほんっと、ちゃーさんは毎年「蚊に刺されたくねぇ」って言ってるよね』

『だってイラっと来るじゃん』

『あぁ刺されたなぁ…ってぐらいだよ』

『いやいやいや、寝ててさ、目を刺されてさ片方だけボッコリなると最悪だよ？』

『そりゃ分かるけどさ』

『ニイヌマみたいになんじゃん。アレ本当に最悪だよ』

新沼謙治の事である

『なんかさ、目が痒くて目が覚めたらさ、その日はずっとニイヌマなんだよ？やだよ、ニイヌマ〜』

蚊にまぶたを刺されて腫れることをニイヌマと名付けたのがおかしくて

何度も言ってたら37歳君もゲラゲラ笑いだして

『ニイヌマって普通、言わねぇけどおもしれぇな』

…

って言うグダグダな感じね





モクモクと蚊取り線香の煙

夏の匂い

また今年も蚊との戦いだ…

たまにはゼロで過ごしたいものだ

爪でバッテンつけるのもなぁ





そしてやっぱり蚊取り線香は

アースよりキンチョーの方が俺は好き

高いけども。

妹分

何でも話せる妹分

昨日の夕方のブログを読んだからなのかどうか分からないけどLINEをくれて

それが面白い格好をした自分の写メ

被り物してるやつ。

そして『最近どーよ？』ってさ

有難い。






とりとめもない会話だったけど

途中から俺の気にしている事にも触れたり

またくだらない話に戻ったりを繰り返して

ホントに気を使わないで、なんでも話せるし

向こうも何でも言ってくれる

ずけずけと言いあってるようでもそれが普通だったりする

他の人が会話の内容を見れば

『この人達は何を話してるの？？』ってなると思う

しかし、それが普通であり

真剣な話をしている所からいきなり蛭子能収の話題をしたりと

実にトリッキーな会話なのである

『誰にも理解しがたい関係だよね』と妹分が言っていた

…

昨日の会話を読み返してみたけれど

核心の部分をちょっと話して

また関係ない話をして

むしろ関係ない話題の方が多くて

それがまた何とも言えない絶妙な感じ。






彼女と出会ってからもう少しで30年になる

それだけ長いお付き合いである

この関係を誰かに分かるように説明するのは本当に難しい

きっと、彼女の性格を形成するきっかけになったのも俺だし

俺の性格も彼女によって形成されてきたんだとも言える

空気のように一緒に居られる

って言ったら失礼な表現なんだろうか。

しょっちゅう会うわけでも

毎日のようにLINEするわけでもないけど

かけがえのない存在である。

そしてあんまり言わないんだけど

ありがとうね。