第二の職場のお話。
…
今月の初め頃の事だった
事務室に入って休憩して雑談をしてた
あはは…なんて笑って和やかな感じ。
事務室の窓の向こう
同業他社のYちゃんの姿が一瞬見えた気がした
Yちゃんは若くて可愛いのだが、性格はバリバリしてて男前
話していて面白くて、俺も気が合うのでとても好きな子だ
しかし、Yちゃんに見えたのは一瞬だけ
制服が同じなので見間違えたのだ
その日はYちゃんじゃなく、Tちゃんというもうすぐ40歳ぐらいの女性だった
…俺、このTちゃんが苦手。
なんて言うか、馴れ馴れしいのだ
会社も違っていて、年齢も離れている
その俺を下の名前で、しかも呼び捨てで呼ぶのだ
『にゃび~~元気ぃぃぃ』
カチンと来るけれど、常識のないバカ女だと思って普段から接している
その日は事務所に入ってくるなり
『やぁ~ん。お腹すいたぁぁ。にゃび、お菓子ちょうだい。いつもチョコレートくれるじゃん』
前にポケットに入ってたお菓子をあげたことがあった。
この日も俺はポケットにお菓子を入れてきており
事務室の子や、他の業者の子にあげたりして
その時もポケットにはお菓子が入っていたけど
カチンと来てるもんだから
『そんな毎回持ってきてねぇわ。』って答えた
『ええええ~けちぃぃぃぃ』
…
事務所でさっきまで雑談してたのに誰も何も言わなくなった
とっても空気が悪かった。
で。
昨日、この時の話がでた。
Yちゃんが来ていたので俺がその話をふった。
『あのTちゃんどうにかしろよ。マジでムカついたわ~』
って言うと事務のMちゃんがYちゃんにあの時の状況を説明したんだけど
『もうね、にゃびさんの顔がメッチャ怖かった。あんな顔、初めて見たわ。もうおっかないの!!』
Mちゃんに何度か
『俺、顔が怖いって言われるけどそんなことないよね?』って聞いたことがあり
その度に『怖くないぃ~優しい顔です』って言われてきたのに。
『にゃびさん、学生の頃のヤンチャしてた時の顔になってたわ』
…いやいやいやまさか。
つか、カチンと来た顔を見られてたとは思いませんでした。
…この話を夕方に美容院で話すと
『当たり前でしょ!!アンタがイラっとした顔したら誰でもそう思うわ!!こんな顔で怒ったら…』
『怖くないって思ってるの自分だけだから。みんなおっかないって思ってるから。』
と、まぁ言いたい放題。
…可愛いと思ってるんだけどなぁ自分じゃ。
ちょっと痩せたら怖さ消えるかしら。
もう一体どうしたらいいのセバスチャン。