もっと!なんかすいてた

岩手発グダグダ日記

覚えててくれてたのか

2022年11月01日 05時20分24秒 | 日記

お仕事でいろんな人に会う

はじめましての方

二度目まして、三度目ましての方

お久しぶりな方

俺が苦手なのは

以前の職場でお世話になった方ってのは

懐かしいなぁって気持ちよりも

知っているだけに

『やりづらいな…』って気持ちが勝る

まぁ、それでも随分と慣れたけれども。

 

 

 

昨日のお仕事

随分と前にお世話になった会社の社長さんが来られた

今からもう30年も前に勤めていた会社で

現在の社長さんは当時、専務とか何かの役職だった

その会社に勤めていたのは2年ぐらいだったんで

社長さんを見かけても覚えてないだろうな…と思っていたので

『俺、以前にお世話になっていたんです…』みたいに話しかけることもしなかった

…しかし

昨日は、社長さんの方から直々に話しかけてくださった

『前にウチで働いてくれてたにゃび君だよな!』

覚えてくれていたので俺はビックリして

『そうです…もう30年も前の話だし、1~2年しか働いてなかったので覚えてらっしゃらないかと思ってお声がけしませんでした』

『いやぁ、覚えてる。覚えてる。忘れないよ~』

『ああ、ありがとうございます。』

と、俺は頭を下げながら

カミさんが俺によく言うセリフを思い出していた

『アンタは一回見たら忘れないぐらいインパクトある』

まさかな…そういう事じゃないだろうよ。

そして、色々と記憶を辿っていった。

 

 

 

その会社の職種がちょっと狭い業界なので

どういう内容の仕事なのか詳しく書けないのだけれど

一番最初に配属になったのが工場で

一日中同じ作業ばっかりで

一緒に採用になった友達はこんな仕事、冗談じゃないと言って二日目でやめた

『なんだ、もう友達はやめたのかー』って言われて

『単純作業過ぎるからじゃないですかね』なんて言った

その会社で立ち上げたばかりの部門があって

配送の部門に回された

しばらくやってみたのだけれど

給料が少ないんで

もう少し給料がもらえる部署に回してほしいとお願いすると

勉強しながら技術を身につけていく業種に回された

スグに給料が上がるわけもなく

しかし、色々と教わりながら働いていた

するとそこへ、社長(当時のお爺ちゃん社長)がやってきた

ベニヤ板に工場内の安全5か条みたいなのが掛かれた看板を持ってきて

『にゃび君、何か工夫してさ。コレ、天井から下げてくれないか』

って言われた。

クソ忙しい時だったんで俺はカチンときて

『いや、社長。今それどころじゃないっす。申し訳ないけどたまには社長やってよ。』

って言うと

社長は『あ、そっかそっか』って言いながら

背の高い脚立を持ってきて看板を持って登り始めた。

そこへ工場長が登場。

『にゃび君に頼んだら忙しいって言うから、俺がやるところだ』

って社長は笑いながら言っていたんだけど

工場長にメチャメチャ怒られたことがあった。

工場勤めは年配の人が多く、楽しくなかったんで

若い人たちが多いところに回してもらった。

ルート営業のお仕事だった

持ってきた仕事を工場のおばちゃん達が仕上げて

俺たちが配達する。

中には日時指定の仕事もあったので

それだけは絶対に遅れるわけにいかないから殺気立つんだよね

でも、おばちゃん達なんてのは雑談しながらやってるから

忘れててやってないことがある

すると、ババアが忘れて起こったミスなのに

俺たちがお客に謝る羽目になるんで

『なんでやってねぇんだよ!!オメェらが客に謝って来いよ!!俺は知らねぇぞ!!』

なんて言ってブチ切れて伝票をぶん投げたりしてさ

『まぁまぁ…急いでやってもらおう。な!』

なんて言ってたのが当時の専務…あっ!!

…こんな強烈な出来事、忘れるわけないよね。

俺の見た目のインパクトが強いとかじゃなく

しっかりエピソードあるじゃないの。

 

 

 

社長さんは懐かしそうな眼をして

『もう一回、ウチで働きたいって時はにゃび君は優遇するからいつでもくればいい』

と言って俺の肩をバシッと叩いた

昔から変わらない爽やかで優しい顔をしていた。

ワガママばっかり言って

無茶苦茶やって

大暴れして

1~2年で辞めていったヤツ

忘れるわけねぇわな

本当に優遇してくれますか?(社交辞令だろが

 

 

 

 

覚えててくれたこと有難いなと思ったけど

覚えてたんじゃない

忘れられない人間だったんだ俺…

勝手に記憶を美化してたわ

みんなで和気あいあいやって楽しかった記憶になってたわ(ち~ん

 

コメント
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