Take It Easy ~パパールの雑記帳 別館~

身近な自然を感性で切り撮ります

SILKYPIX 2.0

2006年06月29日 | RAW現像・レタッチ
前にも書きましたがRAW現像は、ほとんどSILKYPIX 2.0(正確にはSILKYPIX Developer Studio 2.0)で行っています。
ソニーとペンタックスパナソニックのデジタル一眼レフにSILKYPIXが同梱され、ペンタックスも付属ソフトの現像エンジンにSILKYPIXを採用することになったので、今後ユーザーがぐっと増えそうですね。

そこで今回は、SILKYPIXを使って地味な夕景の写真をインパクトのある写真に現像してみましょう(笑)

これは、5月3日に備中国分寺のライトアップを撮った写真のオリジナル画像です。



EOS 20D+シグマ18-200mm F3.5-6.3
マニュアル露出、F8.0、1/4秒、WB:オート、ISO 200
Digital Photo Professional2.0(DPP)の初期設定値で現像。

それではSILKYPIXで現像してみましょう。
まずは、明るさの調節。
「露出」を+1/3に設定。
通常はヒストグラムを参考にしながら調節します。
ハイライト警告や色飽和の警告も表示できるので必要なら利用します。



次に「WB」(ホワイトバランス)の変更です。
画像の色調を見ながら、20種類以上あるWBのプリセットから好みの設定を選びます。
今回は「蛍光灯(白色:W)」(色温度4500K)を選択。



もう少し紫色っぽくしたいので「色偏差」をマゼンタ側に調節。
このままではシャドー部も赤っぽくなるので、「暗部調整」をグリーン側に調節。
(このテクニックは本で勉強しました。)



次に「Color」の変更です。
11種類あるカラーモードのプリセットから、WBと同様、画像を見ながら好みの設定を選びます。
今回は劇的な効果を狙って、一番派手な「フィルム調V2」を選択(笑)



他にも「Sharp」(シャープネス)、「調子」(コントラスト)、「NR」(ノイズ除去)などのパラメータを変更できますが、今回はこれで完成とします。

いかがですか、オリジナルの画像からは考えられない写真に仕上がったでしょう。
今回は思いっきり派手に現像してみましたが、「WB微調整」や「カラー微調整」で好みの色調に調節できます。

デジタル一眼レフには必ずメーカーのRAW現像ソフトが同梱されています。
SILKYPIXほど多岐に渡る色調の補正は出来ないと思いますが、露出補正・WB・シャープネスは変更できるでしょう。
RAW現像未経験の方は一度試してみましょう。

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4 コメント

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インパクトですねー。 (かんちゃん)
2006-06-29 07:06:45
パパールさん



今日のお題は 私に向けてですかー



インパクトある写真に仕上がってますね。



本などで 見るにつけ 挑戦しようかなーとは 思ってるんですがねー。



なかなか出来ずに 今に至ってます。



たいへん 分かりやすい説明 ありがとうございました。



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かんちゃん (パパール)
2006-06-29 19:59:44
あはは、もちろん、かんちゃん向けです・・・

と言いたいですが、RAWを使っていないデジ一眼ユーザー向けですよ。

DPPも使いやすいですよ。

キヤノンのサイトで2.0にバージョンアップしてから使うと良いでしょう。
返信する
RAW現像ソフト・・ (たいらぁ)
2006-06-29 20:58:11
ペンタもソニーもSILKYPIXですか!

たしかパナもですよね。

もっと自社でもがんばれー・・

でもーユーザーにとっては下手なソフト

つけられるよりいいのかな・・・



ソニーがSILKYPIXということは、コニミノ

時代の付属ソフトディマージュビューワは

いいものの、別売の上位ソフトディマージュ

マスターはどうなっちゃうんだろう・・

ソフトまでおしまいなのかぁ・・



僕は今のところDppでがんばってます・・

いつかはSILKYPIXも使ってみたいです。



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たいらぁさん (パパール)
2006-06-29 22:09:30
すみません、早とちりがありました。



α100に同梱されるRAW現像ソフトはソニーの「Image Data Converter SR 」でした。

SILKYPIXは、α100のHP内のソフトセレクションで紹介されて特別価格で販売されるそうです。

訂正します(汗)



ペンタックスはソフトの現像エンジンにSILKYPIXを採用したそうです。



SILKYPIXを同梱するのはパナソニックでしたね。



ディマージュマスターは販売中止になったようですね。

コニミノがカメラ事業から撤退した以上はやむを得ないかもしれません。
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