parismaris's days*

形見分け

昨年の初夏に、101歳で亡くなった祖父。
その形見の品を、叔父が持って来てくれました。




植物と園芸が大好きで、趣味とは思えぬほどの知識と経験を持っていた祖父なので、形見の品も自ずと植物ばかりです(笑)

これはユキワリソウ(雪割草)。
小さな鉢に植わった元気な苗を、たくさん分けていただきました。



ツバキ
この花は赤一色ですが、蕾の中には白地に赤い斑の入ったものも多くあるので、五色椿の仲間でしょうか。

田舎の旧宅にいたころは、庭で数多の椿を育てていて、自分で交配した実生の花を咲かせることに凝っていたこともある祖父でしたので、この樹もそのうちのひとつだと思います。

うふふ、きれい*
おじいちゃんらしい、品のある艶やかさのよい花です。



クリスマスローズ

うわぉ! 念願のダブル!
それも真っ白の!

祖父が育てていた株からタネを取り、叔父が咲かせたものなんだそうです。
ガーデニング歴5年ほどの人なのに…すごい!
植物を上手に育てる『緑の手(グリーンフィンガーズ)』って、遺伝するのかしら(笑)

ほかにも、咲く花のまだ知れぬクリスマスローズも、たくさんいただきました。



祖父は昔から、娘である母や孫の私が田舎に行くと、育てた花の苗を自分の庭や畑から掘り上げてきては、「そ、これ持って帰り」と持たせてくれた人でした。
そんな植物が、わが家の庭のそこここに植わっていて、亡き今もいつでも『おじいちゃん』の息吹を感じます。

今となってはそのすべてが形見なので、『枯らせられない』というプレッシャーはありますが(苦笑)
敬愛してやまない人の、植物と私たちへの愛情を感じながら生活できることは、この上ない幸せです*


最新の画像もっと見る

最近の「暮らし 【ガーデニング】」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事