初夏に植えたオキナワスズメウリ。
たくさんついたウリ坊模様の実が熟れてきたので、ツルごと解体してリースに仕立てました。
行燈に仕立てていたものを根元から伐採し、葉と巻き髭(巻きつくために特化した細いコイル状のツル。 細いのにやたらと強靭…!)を根気よーーく切り取り。
絡まり合ったツルをひたすらコツコツ黙々とほどいて(行燈仕立てなんかにしたからこれがまた大変で…)、実をつけたままの長いツルを複数採りました。
そのツルがまだやわらかいうちに、適当なリング状に編んで。
(最初は既製品のリース台に巻き付けるようにして作っていたのですが、リース台とこのツルとがどうにも馴染まないので、採取したツルだけで仕立てました。)
…こんなふうに言葉にすると、さも「サクッ」とできちゃったみたいですけれど。
実のところかなり面倒くさい、根気のいる作業でした(苦笑)
もうね、このツルが絡まりやすくて、ほんとうに厄介で。
さらにそこに複数の重い実がついている上に、赤く熟れたそれはとても取れやすくて、神経を使いました。
…と、これが完成形です。
神経を使った割には、なかなかに野性味あふれる仕上がりですが。
自然のものだけで作ったので(ワイヤーや接着剤も不使用です)、形がいびつで、鳥の巣みたいにもしゃもしゃしてるのは…ご愛敬ということで(笑)
1株の苗から、直径20センチのリースができました。
廃棄したのは、根と葉と巻き髭のみ。
…うん、優秀。 (この植物が)
リースの出来はともかくとして、この実のいろどりは想定していたとおりの可愛さです*
…でもね。
これを見た家族の第一声は、「うわっ! 気持ち悪っ!!」でした。
思わず「はぁ?! なんで? 可愛いやん!」と言い返しましたが。
いいの、気持ち悪くても。 それはむしろ誉め言葉。
だってハロウィン用に作ったものなんだから!
『キモかわ』バンザイ!!