parismaris's days*

ひっそりと育ち、可憐に咲く。

9月になってから、ふたたびの真夏日が続いています。

…が、陽が落ちるのは日一日と早くなっていて、このごろでは夕刻になると秋虫たちの合唱が聞こえるようになってきました。
(昼間はツクツクホウシが鳴いています)


そんなわが家では、敷地内の端の端、日もろくに当たらない場所に自然生えしたシュウカイドウ(秋海棠)が、今年もひっそりと、けれど可憐に、満開となりました*




ここは敷地の北東端で、手前が実家側のコンクリート敷きの犬走り、背後が裏のお宅との境界の古いブロック塀。

そんな土なんて少しもないはずの場所なのに、塀と犬走りとの1センチにも満たないわずかな隙間で芽吹いて根を下ろし、それのみならず、隙間から隙間へとムカゴをこぼしてゆるゆると増え続けてもいます。




左右が非対称な形のユニークな葉も、秋を告げる可憐な花も、眺めていて癒される愛らしい植物ですし、周囲の構造物に悪い影響を与えるほどの根を持つものでもないので、もう何年も自然のままに生える&増えるに任せて、こうして見守っています。




今年もたくさん咲いてくれて、嬉し*

毎日世話に追われているメインの庭からは離れた場所なので、つい忘れがちになってしまうのですけれど、花が咲き始めると嬉しくて、ハッと思い出してはわざわざ敷地をぐるりと回って見に来てしまいます(笑)




少し遠景で見てみると、こんな感じ。
左に向かって増えていっているのがわかりますか?

味気ない古いコンクリートに囲まれた陰気なこの場所が、シュウカイドウのおかげで、『隠れたお楽しみ』のある、秋限定のちいさな『秘密の花園』のようなところになりました。


気温や日差しはまだまだうんざりするほど暑いけれど、しばらくはここでささやかな秋の訪れを味わっていようと思います*

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