秋も終盤となり、庭の木々が色とりどりに色づいています。
イロハモミジ
例年はオレンジ色に紅葉することが多いのですが、今年は真っ赤。
それも、下方の枝に青葉を残しながら、上部から赤く染まっています。
(景勝地のモミジでも、今秋はこういう現象が多く見られるそうです)
庭には3本の、高さの異なるイロハモミジがあるのですが、これは中央に植わる、中くらいの大きさの木。
ここは最も日当たりのよい場所ゆえか、とりわけ赤と青とのコントラストがはっきり出ていて、とてもきれいです*
一番大きなイロハモミジの木(写真右手前)越しに中央のモミジを見ると、こんなに鮮やかな秋色のグラデーションが広がります。
この庭を造って12年を過ぎましたが、こんな景色、初めて…!
東に大きく開けている庭なので、朝日が差し込む時間帯が最も映えます。
朝の光を受けた色とりどりのモミジが、まるでステンドグラスのようなんですよ*
レンギョウ(連翹)の葉
今年も、何色とも言えぬよい色に染まりました。
マユミ(真弓)の葉
ゆっくりゆっくりと、緑から桃色に変化しています。
ただ、ここ数年は、花は猛烈に咲くのに実は生らず、ちょっと物足りない…
アワコガネギク(泡黄金菊)
またの名を、『キクタニギク(菊谷菊)』とも。
京都の地名に由来するゆえか、ここ関西では、こちらの名で呼ぶかたがが多い気がします。
直径3センチほどの小さな野菊ですが、こんなふうに一斉に咲くので、とっても華やか*
鼻をくすぐる爽やかな香りが庭に満ちて、寒くなってからも蝶や花蜂がたくさん来ています。
バラ『イブ・ピアッチェ』
…と思しきもの。
居候の身(白バラ『アバランチェ』の鉢に勝手に?生えた→根の分離を試みるも、複雑に絡み合っていて断念)ゆえか、枝数が増えず、花も春と秋にそれぞれひとつふたつ咲くだけ。
それでも、この姿と濃厚な芳香とで、存在感は抜群です。
木を太らせ枝葉を増やすことよりも、居候状態のまま枯れないように育て続けることが、今後の課題かなぁ。
バラ『コーネリア』
わが庭唯一の、つるバラです。
よく返り咲くバラのはずなのですが…世話係である私の誘引が下手なせいか、秋の花はほんのちょっぴり。
この冬は、もっとまじめに勉強します…
(ってか、本来は所有者である母ががんばるべきなのでは…? 苦笑)
スプレーバラ『エクレール』
…の、枝替わりした部分の花。
前回この枝に咲いたのは白い花だったのですが、今秋はなぜかこんな薄桃色。
なにこれ、すっごくかわいい…!
ただ…白花で固定するようなら挿し木で別に育ててみようかとも思っていたのですけれど、こうなると花色の定着はちょっと難しそうですね。
ちなみに、こちらが本来の『エクレール』の花。
薄桃色の花と同時に咲いています。
植物って、おもしろい。
*
冬から春にかけての庭づくりで、毎日てんやわんやしています。
今秋は、パンジーやビオラの花苗の流通スピードが異様に早くて(そもそもの販売スタート時期が早かった気が…)、例年どおりに動いていたら、うっかり買い逃しかけて大慌て。
いつもみたいにひとつのお店でまとめて調達することができず(残数が少なくて気に入った色&形のものがあまりない)、市内外のいろんな園芸店を廻って、少しずつ買い集めました。
時間と手間は例年以上にかかったし、当初の計画もほとんど無意味になっちゃったけれど、それもまた楽しかったです*
そうこうしながら、少し前に、花壇は作り変え終わりました。
昨日は丸一日をかけて、庭と玄関前とに寄せ植えをたくさん作り、チューリップの球根も植え付けました。
計画倒れで、ムスカリの球根がずいぶん余ってしまったので、今日はそれを庭のどこか(笑)に埋めまくります。
ラストスパートで、がんばります!