雲ひとつない秋晴れの日に、四天王寺の骨董市へ行ってきました*
朝10時前にして、この人出。
未だ外出を控えている私にとっては、一年ぶりの大師会だったのですが、昨秋に比べてお年寄りと外国人観光客(それも集団)の数がぐんと増えていて、コロナ禍以前の景色を見ているかのようでした。
それでも、露店のない中心伽藍は、こんなにも静謐。
門と塀とに隔たれているだけの場所なのに、まるで別世界のような静けさと空気感でした。
空の青さと乾いた風とに誘われて、店々を眺めながら広い境内をぶらぶらと幾周かしましたが、今回は目に留まるものが何もなくて、空振り。
昼を過ぎてお腹が減っていたこともあって(笑)、中門に立つ金剛力士像を眺めながら名物のお赤飯の露店に並んで、赤飯といくつかのお餅とを求めて帰りました。
戦利品はなかったけれど、境内は木々の紅葉も進んでいて、青空のもとでそれらを堪能できただけでも、じゅうぶんによい気晴らしになりました*
大都市のど真ん中にある四天王寺はもとより、大きな観光地でもないのに地元の私鉄駅にも幾組もの外国人観光客がいて、インバウンドの復活を肌で感じました。
今秋は木々の色づきがことのほかきれいなので、郊外のわが家の地域でも、まだしばらくは紅葉狩り客でにぎわいそうです。