本格的なバラの季節になりましたね。
わが家の庭でも、早咲きの芳純に引き続き、新しく迎え入れたものや挿し木から育て上げたものが満開のときを迎えています。
まずは新入りさんから*
DAVID AUSTIN ROSES社の『クィーンオブスウェーデン』。
モダンローズについての書籍で見かけて以来、この可憐な花姿に憧れに憧れて、ようやく今年迎えることができました。
私にとって初めてのイングリッシュローズです。
これは同じ花の咲き始めの姿。
まろやかなアプリコット色から、およそ一日で1枚目の画像のような淡い桃色に変化します。
花の大きさは8センチほどと、やや小ぶりです。
花弁がとても薄くて、花そのものもとても柔らかいことに驚きました。
香りは微香の部類ですが、甘くほのかにスパイシーな、ミルラ(没薬・もつやく)の香りが確かにします。
香りも花の姿も本当に上品で、名前に負けぬバラだと感心しきり*
『スペード』
挿し木から育てた切り花品種です。
今年の花は昨年に比べて一回り大きく、巻きもしっかり。
「いい花が咲いた♪」と自画自賛していたのに…
ふたつめに咲いた花が、またもやダブルセンターに!
このバラは、去年もこうなったんです。
なりやすいタイプなのかなぁ。
『ピーチアヴァランチェ』
こちらも挿し木出身の切り花品種。
今年も色よくエレガントに咲きました*
『オーシャンソング』
なぜか今年は枝が全体的に細くて、ひょろ長く育ってしまったのですけれど。
その細枝が花の重さでたわむほどに、たくさんの花をつけています。
切り花品種ならではの花数の多さと、その花もちの良さには、毎年本当に驚嘆します。
『アヴァランチェ』
このやわらかな白が、とても好き。
白バラは花びらにシミができやすいのが難点なのですが、今年もきれいに咲いてくれてほんとに嬉し*
『アマダ』
「これぞ大人のバラ!」と言いたくなるような、深い赤色を持つ花です。
私が育てている切り花品種の中では群を抜く花弁の数の持ち主で、花ひとつでずっしりとした重量感。
これは咲き始めの画像ですが、完全に開くと手のひらからはみ出すほどの大きさになります。
切り花品種のみを摘み取って、バラだけの花束を*
この写真を撮ったあとで(たった6輪の花束ですが、これだけでもなかなかの重量で、撮影中片手で持っていて腕がしびれました・笑)軽くラッピングをして、老いた父親を亡くしたばかりの母に贈りました。
植物が大好きで、園芸名人だった祖父。
自分が育てたバラの絵もよく描いていて、そのうちの1枚が母の彫った木の額縁に入って、実家リビングの壁を飾っています。
バラの季節に見事な大往生で逝った祖父に、思いを寄せつつ。
亡き親を想い、泣き笑いの顔で明るく頬を濡らす母に、私が手塩にかけた娘たちを贈ります。
※ 祖父とのお別れや、亡き家族の記念祭。
そんな慌ただしい日々のさなかに、愛用のパソコンが動かなくなってしまいました。
ただいま、パソコンのプロである家族のもとに入院中。
手元にはスマホもタブレットもあるので日常の生活での不便はありませんが、一眼レフで撮った写真の処理ができないのが痛手。
…というわけで、またしばらく更新が途絶えます💧