parismaris's days*

香りのバラ “芳純”

バラの季節がやってきました。

わが庭での一番乗りは、日本作出の香りのバラ『芳純』です*





新苗で迎えて、今年で5年目。
私のロザリアン・デビューはこのコです。

ほんとうに健やかな品種で、園芸本だけを頼りに手探りで育てはじめた私に、花を咲かせる自信と楽しさを教えてくれた、心の師匠のようなバラです。




(つぼみも凛としていて好き* 背景になっているのはヒメライラックです)



祖父や両親や生まれ育った場所の影響で、こどもの頃から植物が身近にある生活をしてきました。

それでも『自分で育てる』という発想や気持ちは、持ったことがなかったのに。

高校1年生のときにたまたま手にした書籍『天声人語』でこのバラの香りと存在とをを知り、初めて「育てて実物の花を見てみたい! 本物の香りをかいでみたい!」と思いました。


その想いは脳裏の奥深くに焼きつき、そのままおとなになって。

親元から独立したことで『自分の庭』(当時はアパートの狭いベランダだったけれど)を得た私は、まずは植物を健やかに育てられる『緑の手』をになるべく、小さな草花たちを絶やすことなく育て続け。

今の庭を持ったことをきっかけに、●十年にわたる念願を果たしました*






正直に言うと。
『芳純』のこのちょっと強めの花色は、あまり好みではないんです(笑)

でもパヒュームにもなった香りは、天下一品だと思います。

人を酔わせるような香りではなくて、甘いけれど澄んでいて、決して鼻の奥には残らない香り。
だからこそ、庭に出るたびに花に顔を突っ込んで(笑)、何度も何度も香りたくなります*


今はいくつものバラを育てているけれど。
『芳純』だけは、いつまでたっても特別です*

コメント一覧

ぱりまり
けいさんへ*
おかえりなさい、けいさん♪
うふふ* わが家の庭でのんびりしていただけて嬉しいです。

ローズガーデン! この時季最高の散策場所ですよね!
ガーデンではないのですけれど、たまたま今日、ふたつの園芸店のローズフェスタに行ったところなんです。
会場に足を踏み入れたとたんバラの香りに包まれて、とても倖せな時間でした*

家族がつるバラを買い求め、庭にまたひとつ花が増えました。
私は目移りし過ぎて頭がパンクしちゃって、結局何も連れて帰れなかったので、ちょっと物足りない…(笑)
よい出逢いがあることを祈りつつ、期間内にもう一度行くぞ!と息巻いています。
けい
久々に
http://blog.goo.ne.jp/keitan2004_2004
パソコンの前で久々にブログ訪問しています。
やっぱり落ち着きます。ぱりまりさんが庭で芳純の香しい薫りを味わっているような気分でしょうか。比較にはならないほど満ち足りた気持ちになるのでしょうね。
色鮮やかなバラが咲き始め庭は一気に華やかになっているのだなあと想像しています。
地元には昔の労働大臣であった方のローズガーデンが毎年オープンされ、全国からやってくるようです。数度拝見したのですが、狭い敷地に本当に色々な種類のバラがありました。
わたしはぱりまりさんの庭の花を見せていただくだけでとっても満足です♪

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