新しい年が始まり三週間が過ぎました。
お正月特有の華やか且つ賑やかな期間が終わったと同時に、スキー修学旅行の受入が続いています。
限られた時間のなかで、たくさんの生徒さんと多くの言葉を交わすことは難しいのですが、ほんの数十秒の会話の中にも、涙が出てしまうほど嬉しいお言葉を頂くことがあります。
そんななか1冊のブックレットを思い出し、読み返してみました。
表題は柴田書店創業者が昭和30年代の月刊誌に掲載した巻頭言集のタイトルです。
昔、どこかで頂いた僅か70頁の薄い小冊子ですが、とても大切にしている1冊です。
この仕事は日々いろいろなハプニングが生じたり、失敗をしたり、お叱りを受けたりと、なかなか平穏無事に運ぶことが少ない一方、嬉しい出会いがあったり、感動する場面に遭遇したり、良い機会に恵まれることも多々あります。
時折、頁を捲ると、行間から何かしら解決の糸口がみえてきたり、身の引き締まる思いになったりする1冊なのです。
著者•柴田良太は41歳の時、不慮の事故で亡くなりましたが、遺稿の最後の1行にあった言葉がこのタイトルでした。
奇しくも現在私は41歳。
”よい仕事を残したいと思う”よりは、”よい仕事をしたいと思う”と心がけて日々の仕事と向き合っていく所存です。
皆様、本年もよろしくお願いいたします。
志賀パークホテル
若女将
小根澤千枝