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さて。ひそかにスマブラXと一緒に買っていた『放課後少年』です。ゲーム内の時間で約2週間(プレイ時間にすると、約5時間)進めてみての、ファーストインプレッションです。
●昭和50年代の「あの頃」を再現した懐かしい舞台
まあ、よく似たソフトで言えば「ぼくのなつやすみ」シリーズですね。正直、やっていることはけっこう同じです。私はぼくなつシリーズは未プレイなので、どう違うのか?と言われると正直困っちゃいますが…。
ぼくなつシリーズは子供でも大人でも楽しめそうな感じですが、今作はあくまで昭和50年代というところに意識しており、主に30代の人をターゲットにしています。私はまだ23歳なんですけどね(笑)
●駄菓子にめんこに…懐かしいものがいろいろと
お店に行って、駄菓子やメンコを買ったり、ガチャガチャでスーパーカーの消しゴムを手に入れたり…懐かしい。20代の私でも充分、懐かしさを感じれるものがけっこう多いです。所持金は全体的にけっこうシビアで、何を買おうか迷ってしまうのも、また懐かしい。
ゲーム筐体もありましたが、10円玉を上から穴に落ちないように落としていくゲームだとか、元祖とも言えるルーレットのメダルゲームとかもう、大好きでした。
めんこやスーパーカー消しゴムを使った対戦は、街の人(特に男の子)に、LまたはRボタンを押しながらタッチすると、1日1人3回まで対戦できます。勝ち続ければ相手のめんこなどが貰えますよ。わりとこれが地味にハマります。
私は実際にめんことかやったことないですし、スーパーカー消しゴムを使った遊びなんて知りもしませんでしたが、それでも何かこう…消しゴムとボールペンだけで遊ぶというあたりに「懐かしさ」を感じますね。
●思ったよりシナリオゲーム寄りなのかも?
ところどころに遊びが散らばっているのはいいんですが、わりと毎日毎日にちゃんとしたお話があったりして…。
このゲームの1日のサイクルとしては、学校が終わるところから始まります。で、学校が終わった3時から7時までが自由行動時間になります。ちなみに土曜日は12時半、日曜日は10時半から始まります。
で、わりと平日の4時間も、思ったより短かったりします。歩き回っているとあっという間に過ぎちゃいます。「時間設定」で、時間の進みを遅くできるんですが、それでも慣れないうちはわりと時間がすぐに過ぎちゃいます。
どうやらマップが変わる時に時間を消費しているみたいなので、無駄に歩き回わずにグルリと道を回るのがコツです。って考えなくちゃいけないのも、ちょっとゲームという感じがしすぎてアレですね。
しかも。わりとこう…1日が始まるといきなりシナリオイベントが入って、いきなり別の場所に移動しちゃったり、頼まれごとをしたりしてしまうことがあります。そうなると、自由に行動できる時間はもっと限られてきます。
このシナリオも、いわゆる「転校」というキーワードが絡んでくるので、10日を過ぎたあたりからちょっと重いストーリーになっていって…。私はこういうのは嫌いじゃないのでいいんですが、ただ遊びたい人にとってはちょっとイライラするかもしれません。
●強制シナリオに抵抗がなければ、アドベンチャーゲームとして充分楽しめます(ただし20~30代限定)
強制シナリオがそこそこ多い上に、1回のストーリーで楽しむのは1ヶ月しかありません。ただし、その時の行動などによってエンディングが複数に分かれていたりするので、やはり思ったよりシナリオに依存しているゲームだと思います。
それが別に問題ないという人なら楽しめると思いますが、先ほども言ったようにこのゲームは、30代をターゲットとしている作品です。たぶん、今の小~中学生がプレイしても、身近すぎてあまり面白くないでしょうし、「昭和50年代」で「懐かしいもの」なわけですから、何のこっちゃ分からないなんて可能性も(笑)
まあ、それはそれで楽しめるかもしれませんが、結局はただのシナリオアドベンチャーと感じてしまうので、あくまで中年の人に買っていただきたいソフトですね。
23歳と、ターゲット層よりはちょっと低い年齢の私ですが、私はけっこう好きですよ、このゲーム。