セグメントゲームズ

元ゲームプランナーという、しがない肩書きだけが取り柄のゲームブログ。生ラジオの告知が中心で、たまにテキスト対談を更新中!

DS『ゲームセンターCX 有野の挑戦状2』 インプレッション

2009年03月15日 10時08分46秒 | 【旧】購入・レビュー話
 
(※左が通常版、右が限定版です)

ゲームセンターCX 有野の挑戦状2
対応ハード : ニンテンドーDS
発売元: バンダイナムコゲームズ
開発: インディーズゼロ
発売日 : 2009/02/26
希望小売価格 :
通常版 5,040円 限定版 7,140円(どちらも税込)
ジャンル : ゲーム in ゲーム
プレイ人数 : 1人
CERO : A(全年齢対象)

※一通り、全ての挑戦内容をクリアした後のインプレッションとなります。


●魔王アリーノー復活!レトロゲーム集の再来
今作は、『ゲームセンターCX 有野の挑戦状』の続編にあたるタイトルです。
お笑いタレント「よゐこ」の有野さんが課長となってレトロゲームに挑戦する『ゲームセンターCX』という番組の企画として生まれたタイトルで、数々のレトロ風新作ゲームを楽しむことができるのが特徴です。


●基本的な流れ
プレイヤーは、魔王アリーノーによって1980年代の世界へとタイムスリップさせられ、そこで少年の有野課長と共にアリーノーからの挑戦を攻略していきます。

最初に遊ぶことができるレトロ風ゲームは1つですが、そのゲームの挑戦内容を全てクリアすれば、時間が進んで次のレトロ風ゲームが発売されます。1つのゲームに用意されている挑戦内容は、4つです。
なお、今作では、どうしてもクリアできない挑戦内容は、魔王アリーノーに電話をかけて「ギブアップ」をすることができます。ただし、ギブアップした挑戦内容には、二度と挑戦できなくなるので注意しましょう。(ストーリーは先に進みます)

こうして、次々と挑戦をクリアしながら、新しいレトロ風ゲームが増えていきます。家で遊べるレトロ風ゲームは全部で9つあるので、頑張って全部出しましょう!


●いろいろな機能について
◆雑誌「ゲームファンマガジン」
定期的に増えていきます。ゲームの最新情報や攻略情報が載っています。裏技なんかも載っていたりするので、どうしても攻略できないゲームは、裏技を使ってみるのも、1つの手段です。
ちなみに、ネタバレ要素の強い内容には、銀シールが貼られています。どうしても見たいときは、タッチしてこすれば見れるようになります。…実際の雑誌も、こうなったらいいのにな(笑)

◆お店に行く
前作にはなかったシステムです。お店には、家では遊べないタイトルが遊べます。
ラインナップは、ほとんどが前作で登場したレトロ風ゲームのアレンジ版です。

◆雑談
たまには、少年の有野課長と雑談してみるのもいいでしょう。攻略のヒントが聞けることもあるかも?しれません。
また、お店でも店長と雑談することができます。

◆電話
友達や、魔王アリーノーに電話をかけられます。
友達にかけると、攻略情報なんかを教えてくれます。
魔王アリーノーに電話をかけると、挑戦中の内容を「ギブアップ」することができます。

◆メモ帳
ゲームをプレイ中のみ、メニューから選択できます。黒と赤のペンで、メモを書き残せます。
ただし、メニューに戻るとメモ帳は消えてしまいますので、メモ内容を残したままゲームを続けたい場合は、そのままの状態でゲームを続けましょう。

◆やりこみ記録
各ゲームにはいろいろなステータスが「やりこみ記録」として保存されています。ボタンを押した回数やプレイ時間など、ゲームによって内容は様々です。

◆やめる
このゲームは、メニューから「やめる」を選択したあとにセーブします。誤って、レトロ風ゲームの中でセーブした後にDSの電源を切らないようにしましょう。

◆ゲーム中のボタン
ゲームプレイ中は、下画面に「下画面に戻る」というボタンと「RESET」というボタンが表示されます。
「RESET」をタッチすると、文字通りゲームがリセットされます。「下画面に戻る」をタッチすると、上画面のゲームを一時中断し、下画面の操作に移ります。
下画面の操作に移っているときは、ボタンが「再開」と「OFF」に変わり、さらに「挑戦状」「最新号」「説明書」というボタンが追加されます。

「再開」…上画面のゲームに戻ります。
「OFF」…プレイ中のゲームをやめて、電源を切ります。
「挑戦状」…現在攻略中の、魔王アリーノーからの挑戦内容を確認します。
「最新号」…雑誌「ゲームファンマガジン」の最新号を開きます。
「説明書」…現在プレイ中のゲームの、説明書を開きます。


◆partygameの評価◆…90点(100点満点)
レトロ風ゲームの完成度は健在。改善点もあり

相変わらず、どのレトロ風ゲームも完成度が高いです。操作やグラフィックは単純なんですが、全体的に「気持ちよく遊べること」を重点に置いているので、多少難しくても苦になりません。サクサクプレイできます。
欲を言うなら、2人で対戦や協力ができるゲームは、有野課長とだけでなく、実際に通信プレイができたら良かったな~と思いました。とはいえ、2~3タイトルだけではあるので、そのためだけに通信機能を入れるべきかどうか?は、迷うところでしょうが…。

前作では、メモ帳で消しゴムがないとか、アリーノーの挑戦を必ずクリアしないと新しいゲームが遊べない構成がイヤだとか言われていましたが、そのあたりも改善されているようです。メモ帳は消しゴムが使えるようになりましたし、アリーノーの挑戦も、ギブアップが可能になっています。
ゲーム中に下画面の操作に移ると、即座に説明書や最新号の雑誌を開けるのも、いい配慮ですね。

ただ、前作からどうしても1つ気になることが…。
紹介にもありましたが、このゲームはメニューから「やめる」を選択して初めて、全てのゲームデータ内容がセーブされます。レトロ風ゲームの中で保存しただけでは、正式には保存されていません。つまり、例えばRPG系のセーブデータを保存して、そのままDS本体の電源を切ってしまいますと、ちゃんとセーブされていないわけです。絶対、そういう流れになりがちですよね?
そこはせめて、レトロ風ゲームの中で保存した時くらいは、ちゃんと正式にもセーブして欲しかったと思いました。ゲームinゲームとはいえ、プレイヤーからしたら保存されたと思ってしまうので。


セーブについては唯一気になってしまいますが、それ以外は問題ありません。前作に続き安定した完成度です。
今作は、苦手がジャンルのゲームがあっても挑戦をスキップできますし、前作で断念しちゃった…という人も、また挑戦してみてはいかがでしょうか?

後日、レトロ風ゲームのインプレッションを書きたいと思いま~す。


(※裏技など、ネタバレになる内容のコメントはご遠慮ください)
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