[Pas de caractere (b)
Cendrillon et le Prince Fortune (サンドリヨン・エ・ル・プロンス・フォルテュネ)]
チャイコフスキーのバレエ「眠れる森の美女」の第26曲は、第24曲と同じく、
「パ・ドゥ・カラクテル」と題されてる。
"Pas de caractere(パ・ドゥ・カラクテル)"は、
「童話の登場人物の踊り」である。
第26曲は、
a)Chaperon Rouge et le Loup
(シャプロン・ルジュ・エ・ル・ルー=赤ずきんと狼)
b)Cendrillon et le Prince Fortune
(サンドリヨン・エ・ル・プロンス・フォルテュネ=シンデレラとフォルテュネ王子)
の二つから成ってる。そのb)。
この曲は、前半2/4拍子部、後半3/4拍子ワルツ部、
から成り立ってる。
[Allegro agitato、2/4拍子、2♭]
たしかに2♭で2拍子部後半からはト短調になるのであるが、始まりは、
ヴィオーラとチェロ+コントラバスの[タータタ・タータタ]律動、
そして、ホルン2管の裏拍打ちによる、
[es-g]
がお膳立てされ、その上に、両翼vnがかわりばんこで、
【実質ハ短調】の
****♪●g<a<b│<h>g、g>h・h-♪
****♪●g<a<h│<c>g、g>h・h-♪
という動機を奏する。それが、
****♪●g<a<b│<h>g、g<h・<c>g、g<c│
<d>g、g<d・<es>g、g<es│
>d>g、g<d・>c>g、g<c│
>h>g、g-ッ♪
と繋がる。このパターンが繰り返されて、
やっと【ト短調】が姿を見せるのである。
****♪dddd・dddd│<ffff・>dddd│
>bb<cc・>aa<bb│>gg<aa・>fisfis<gg│
>ff>eses・<aa<bb│>aa>gg・>eses>dd│
<fisfis<gg・<dd<eses│>dd>cc・>bb>aa♪
やがて、
****♪ララララ・>ミミミミ│>レレ>ドド・>シシ>ララ│
<ドド>ララ・>ドド<ララ│<レレ>シシ・>レレ<<ミミ♪
という音型に転じる。これが、
****♪ララララ・>ミミミミ│>レレレレ・<ミミミミ♪
となり、
****♪レレレレ・<ミミミミ│>レレレレ・<ミミミミ♪
となり、
****♪ラ>ファ>レ>ラ・>ファ>レ>ラ<レ│
<ファ<ラ<レ<ファ・<ラー、ラー│ーー、ラー・ーー、ラー│
ーー、ラー・ーー、ラー│♪
vnプリーモによってg音のみが保持され、
→[Tempo di Valse (Moderato)、3/4拍子、(2♭変ロ長調)]
となる。ワルツである。そのワルツの主題は、
2拍子終いの音型の変型である。
***♪ラーーーーー│ー>ソ、>ファ>レ>シ>ファ、│
>ミ<ソ<ド<ミ<ラ>ミ、│<ラーーー>ミー、│
<ラーーーーー│ー>ソ、>ファ>レ>シ>ファ、│
>♯レ<ミ<ソ<ド<ファ>ミ、│>レ>ド>シ<ド>ソ>ミ、│
ラーーーーー│ー>ソ、>ファ>レ>シ>ファ、│
>ミ<ソ<ド<ミ<ラ>ミ、│<ラーーー>ミー、│
<ラーーーーー│ー>♯ソ、>ミ>シ>♯ソ>ミ、│
>♯ド<♯ファ<シ<♯レ<♯ソ>♯ファ、│>♯レ<ミ<♯ファ>ミ>シ>ミ♪
終いの4小節は実質ニ長調に転じられてる。
***♪ラ(ふぁ)ーーーーー│ー>♯ソ(み)、>ミ(ど)>シ(そ)>♯ソ(み)>ミ(ど)、│
>♯ド(し)<♯フ(れ)<シ(そ)<♯レ(し)<♯ソ(み)>♯ファ(れ)、│
>♯レ(し)<ミ(ど)<♯ファ(れ)>ミ(ど)>シ(そ)>ミ(ど)♪
が、すぐに木管群によって変ロ長調で主題が確保される。そして、
ニ長調からイ長調に変じて、
***♪ソ>レ>シ>ソ<ド<ミ│<ソ♪
が繰り返される。それから、vnプリーモによって
ワルツ主題がイ長調で奏され、その主題を短3度減7に組み込んで、
変ロ長調に戻る。
→[Vivace assai]
クラリネット2管がユニゾンでテンポ・アップされたワルツ主題を強奏し、
弦楽器群がその主題の4小節単位の初めの小節で
8分小節の分散和音のかけあいを重ねる。
主題の確保はフルート2管がオクターヴ上に上乗せされ、終いは、
→[stringendo]
主題の4小節単位の終いの小節の音型
[ラーーー>ミー]が[ラーーー>レー]と交互に繰り返され、
***♪ラーーー>レー│<ラーーー>ミー│
<ラーーー>レー│<ラーーー>ミー│<ラーーー>レー│<ラーーー>ミー♪
→[Presto]
最速にまで速められて、
***♪<ラーー>ファ>レ<ミ│<ファ>ミ<ファ<ソ<ラ<シ│<ド●●●●●♪
と、変ロ長調の主和音で閉じられる。
Cendrillon et le Prince Fortune (サンドリヨン・エ・ル・プロンス・フォルテュネ)]
チャイコフスキーのバレエ「眠れる森の美女」の第26曲は、第24曲と同じく、
「パ・ドゥ・カラクテル」と題されてる。
"Pas de caractere(パ・ドゥ・カラクテル)"は、
「童話の登場人物の踊り」である。
第26曲は、
a)Chaperon Rouge et le Loup
(シャプロン・ルジュ・エ・ル・ルー=赤ずきんと狼)
b)Cendrillon et le Prince Fortune
(サンドリヨン・エ・ル・プロンス・フォルテュネ=シンデレラとフォルテュネ王子)
の二つから成ってる。そのb)。
この曲は、前半2/4拍子部、後半3/4拍子ワルツ部、
から成り立ってる。
[Allegro agitato、2/4拍子、2♭]
たしかに2♭で2拍子部後半からはト短調になるのであるが、始まりは、
ヴィオーラとチェロ+コントラバスの[タータタ・タータタ]律動、
そして、ホルン2管の裏拍打ちによる、
[es-g]
がお膳立てされ、その上に、両翼vnがかわりばんこで、
【実質ハ短調】の
****♪●g<a<b│<h>g、g>h・h-♪
****♪●g<a<h│<c>g、g>h・h-♪
という動機を奏する。それが、
****♪●g<a<b│<h>g、g<h・<c>g、g<c│
<d>g、g<d・<es>g、g<es│
>d>g、g<d・>c>g、g<c│
>h>g、g-ッ♪
と繋がる。このパターンが繰り返されて、
やっと【ト短調】が姿を見せるのである。
****♪dddd・dddd│<ffff・>dddd│
>bb<cc・>aa<bb│>gg<aa・>fisfis<gg│
>ff>eses・<aa<bb│>aa>gg・>eses>dd│
<fisfis<gg・<dd<eses│>dd>cc・>bb>aa♪
やがて、
****♪ララララ・>ミミミミ│>レレ>ドド・>シシ>ララ│
<ドド>ララ・>ドド<ララ│<レレ>シシ・>レレ<<ミミ♪
という音型に転じる。これが、
****♪ララララ・>ミミミミ│>レレレレ・<ミミミミ♪
となり、
****♪レレレレ・<ミミミミ│>レレレレ・<ミミミミ♪
となり、
****♪ラ>ファ>レ>ラ・>ファ>レ>ラ<レ│
<ファ<ラ<レ<ファ・<ラー、ラー│ーー、ラー・ーー、ラー│
ーー、ラー・ーー、ラー│♪
vnプリーモによってg音のみが保持され、
→[Tempo di Valse (Moderato)、3/4拍子、(2♭変ロ長調)]
となる。ワルツである。そのワルツの主題は、
2拍子終いの音型の変型である。
***♪ラーーーーー│ー>ソ、>ファ>レ>シ>ファ、│
>ミ<ソ<ド<ミ<ラ>ミ、│<ラーーー>ミー、│
<ラーーーーー│ー>ソ、>ファ>レ>シ>ファ、│
>♯レ<ミ<ソ<ド<ファ>ミ、│>レ>ド>シ<ド>ソ>ミ、│
ラーーーーー│ー>ソ、>ファ>レ>シ>ファ、│
>ミ<ソ<ド<ミ<ラ>ミ、│<ラーーー>ミー、│
<ラーーーーー│ー>♯ソ、>ミ>シ>♯ソ>ミ、│
>♯ド<♯ファ<シ<♯レ<♯ソ>♯ファ、│>♯レ<ミ<♯ファ>ミ>シ>ミ♪
終いの4小節は実質ニ長調に転じられてる。
***♪ラ(ふぁ)ーーーーー│ー>♯ソ(み)、>ミ(ど)>シ(そ)>♯ソ(み)>ミ(ど)、│
>♯ド(し)<♯フ(れ)<シ(そ)<♯レ(し)<♯ソ(み)>♯ファ(れ)、│
>♯レ(し)<ミ(ど)<♯ファ(れ)>ミ(ど)>シ(そ)>ミ(ど)♪
が、すぐに木管群によって変ロ長調で主題が確保される。そして、
ニ長調からイ長調に変じて、
***♪ソ>レ>シ>ソ<ド<ミ│<ソ♪
が繰り返される。それから、vnプリーモによって
ワルツ主題がイ長調で奏され、その主題を短3度減7に組み込んで、
変ロ長調に戻る。
→[Vivace assai]
クラリネット2管がユニゾンでテンポ・アップされたワルツ主題を強奏し、
弦楽器群がその主題の4小節単位の初めの小節で
8分小節の分散和音のかけあいを重ねる。
主題の確保はフルート2管がオクターヴ上に上乗せされ、終いは、
→[stringendo]
主題の4小節単位の終いの小節の音型
[ラーーー>ミー]が[ラーーー>レー]と交互に繰り返され、
***♪ラーーー>レー│<ラーーー>ミー│
<ラーーー>レー│<ラーーー>ミー│<ラーーー>レー│<ラーーー>ミー♪
→[Presto]
最速にまで速められて、
***♪<ラーー>ファ>レ<ミ│<ファ>ミ<ファ<ソ<ラ<シ│<ド●●●●●♪
と、変ロ長調の主和音で閉じられる。
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