チャイコフスキー庵 Tchaikovskian

有性生殖生物の定めなる必要死、高知能生物たるヒトのパッション(音楽・お修辞・エンタメ・苦楽・群・遺伝子)。

「ふえるわかめちゃん!? Stap my vitals, you ridicule history of Cell Biology!」

2014年02月02日 21時50分32秒 | サウンドオヴ最前列(カブリ付の下顎
先月末、英国の"Nature"(1月30日号)が、
理研(理化学研究所)の小保方晴子女史(30歳)がラットによる実験で
新たな多能性細胞を作り出すことに成功した旨の
論文が掲載されたらしい。同女史によって
"Stimulus-Triggered Acquisition of Pluripotency cells"
略して「STAP細胞」と命名されてるようである。ちなみに、
片桐はいり女史と小澤征爾のしゃべりかたの区別がつかない
私のような無学文盲には、stapは
stopという英単語が「スタップ」と発音されることから、
正しい綴りを知らずにその語を綴る際に単純に音に従って
stapと書いてしまうような、いわゆる
"Eye Dialect(アイ・ダイアレクト)"という、
無学な者の綴りの代表例である。

哺乳類は受精(精子が卵内に侵入すること)してから、その受精胚が
細胞分裂を繰り返してそれぞれの個体を形成(胚発生)する。
ヒトでは約200種類約60兆個の細胞を持つようになる。が、
受精直後の受精胚の細胞は、どの種類の細胞にも分化しうるいっぽうで、
細胞分裂するにしたがって個々の細胞(体細胞)はそれぞれが形成する
器官固有の細胞になってしまう(分化)。
血管になる細胞はもはや神経細胞にはなれない。
のだそうである。

そこで、逆に、
いったん獲得してしまった情報を「なかったこと」にリセットできれば、
そこからまた個々の体細胞を作り出すことができて、
失われた器官や骨などを再生する「再生医療」を可能にできる、
というソロバンの「御破算で~願いまして~は~~」みたいな発想のもとで、
各国の研究者がその方策を探ってきた。中には、
あった歴史をなかったことにして、なかった歴史を偽造することに長けてる
コリアンのソウル大学教授黄(ファン)のような捏造家まで湧いて出た。

そんな中、
日本の山中伸弥によってiPS細胞なるものの作成法が開発され、
同人はノーベル賞を受けた。そして、実際、
iPS細胞を使った再生医療が開拓されつつある。が、
小保方女史のSTAP細胞の出現によって山中教授は色を失ってしまった。
それが本物だとしたら……。
iPS細胞は皮膚に分化した細胞に
多能性を有する4つの遺伝子を組み込まなければならない。が、
今回の小保方女史の方法は、マウスのリンパ球という分化細胞を
pH5.7という弱酸性(ストレイトな紅茶に近い)の希塩酸に漬けるだけ、
という、鮨のヅケ的、一夜漬け的な安直芸で達成してみせたのだという。

さらには、
マウスのリンパ球だけでなく、
脳、皮膚、骨格筋、脂肪組織、骨髄、肺、肝臓、心筋などの組織の
マウスの細胞も、初期化される(STAP細胞になる)ことも実験済みらしい。
また、この
お酢漬けのような方法だけでなく、
細いガラス管の中に細胞を多数回通す剪断力を加えたり、
ストレプトリジンOという毒素細菌で処理する化学的な刺激など、
強すぎると細胞を死滅させてしまうような刺激を
少しだけ弱めて細胞に加えることでも、
STAPによる初期化を引き起こすことを実験証明したという。
細胞を拳骨で殴ったら死んだりぶっ壊れたりするかもしれないが、
デヴィ夫人のように横ビンタ(SLAP)程度の暴力を食らわしたくらいなら
ぶたれた女が性悪女だったとしてそれが改心してSTAP化することもある、
ということだろう。

ともあれ、
あまりにもコロンブスの玉子ふうな方策だったため、
権威ある雑誌の"Nature"の判定委員は当初、
"Stap my vitals,
it(your treatise) ridiculed hundreds of years of history of Cell Biology!"
「(拙大意)このクソ・ジャップ女、
よくも我々アングロ・サクソンの偉大なる男性研究者たちによる数百年の細胞生物学を愚弄してくれやがったな!」
と門前払いにしたという。

小保方(オボカタ)という名字は、現在は
群馬県伊勢崎市となってる、
上野国佐位郡小保方がルーツである。が、これまで
その一族からは傑出した人物は現れてない。
偉大な人物は必ず優秀な一族から出る、
という私の経験則からハミ出る。小保方(オボカタ)は
生方(ウブカタ。他の漢字でも同じ)とも同じルーツである。そちらもせいぜい、
「ミソラ事件(紅白歌合戦の大トリ都はるみ女史をミソラと言いかけてしまった)」で名を残した
生方恵一元アナは群馬県前橋市出身、モデルの
生方ななえ女史も群馬県の渋川市出身、くらいしか著名人を輩出してない。
小保方晴子女史は千葉県松戸市の出身だそうだが、明治以降に
曾祖父もしくは祖父か父親あたりが東京(近郊)に出てきて松戸に家を建てたのだろう。
潮田玲子女史を一般人化したみたいな風貌(私は小椋久美子派)であるが、
異様に目を大きく見開く。瞼に美的コンプレックスを持ってるのかもしれない。
あるいはヘンなクスリをやってるのかもしれない。それと高校時代に、
好きな男子がいたのだが相手にはその気などなかったのに、
小保方女史の思いこみは強く、周囲が
「もう諦めたほうがいいよ」と心配してあげても
「私はもう彼女だもん!」と泣きわめいた、
という逸話があるらしい。
学問では思いこみが強いくらいでなければ
大発見はおぼつかない。が、
それがただの思いこみの場合のほうがはるかに多い。

それはともかくも、
小保方女史はSTAP細胞について当初、
「Princess細胞(P細胞)」という名を提案していたという。
iPS細胞などと違って、
外部刺激が加わえられることによって眠ってた力が呼び覚まされ多様性を得る、
という性質が、
デジレ王子から額にキスされて目覚めたオーロラ姫のようだから、
という理由だったようである。当然ながら
ボツにされたとのことであるが、同女史には、
「松戸21世紀の眠れる森の美女」
という名を冠しても許されるかもしれない。

ところで、
受精胚が細胞分裂してく際、
「DNAメチル化」という反応が重要な鍵になってる。
DNAのATGCという4つの塩基のうちの
C(シトシン)にメチル基(-CH3)が附加する反応である。ところが、
受精直後の初期胚では精子由来の遺伝子がヒドロキシメチル化に進む(脱メチル化)
のに対して、卵由来の遺伝子はメチル化に留まる。が、
この「不均等性」がヒトの成長にとって重要なのだそうである。

NHK経営委員の長谷川三千子女史が、
年始に産経新聞に寄稿した、日本の少子化について触れたコラムの内容に、
また貶日侮日左翼のウスツキジデス史観連中が難癖をつけたらしい。
<女性が出産可能な年齢に労働することが出生率低下につながってる>
<妊娠、出産、育児は圧倒的に女性の方に負担がかかりますから、
生活の糧をかせぐ仕事は男性が主役となるのが合理的です。
ことに人間の女性は出産可能期間が限られていますから、
その時期の女性を家庭外の仕事にかり出してしまうと、
出生率は激減するのが当然です>
という至極真っ当なことを論じてる。にもかかわらず、
「時代錯誤だ」
「男女共同参画が現在の世界の常識だ」
とい批判する、米英の策略にまんまとひっかかる
オバカがうじゃうじゃいるらしい。

とはいえ、
何かに秀でた女性がその道に邁進することは
人類全体にとって好都合である。そういう
例外的な優秀な女性はその道だけを極めればいい。かつての
ナイティンゲイル女史がそうだったように、小保方女史も
寝る時間も惜しんで研究する類の人格だそうである。
遍く知識や広汎な興味対象は稀薄でも、
一芸や狭い事柄への執着心や執念は並々ならぬタイプなようである。
千葉県のそこそこ進学校な高校時代は、
AO入試で入った早大理工学部も
一般入試だったら合格はオボツカない学力レヴェルだったらしい。
一般入試で最低限国立大の医学部に合格できる程度の知能がない場合、
最先端の医療技術研究者たりえるはずもない。ともあれ、
たいした才も能もないのが名声や地位や金銭を求めて
結婚後や出産後にも働く、というのはただの
貪欲に根ざしたものでじつに見苦しい。

STAP細胞が本物だとしたら、
世界でもっともキリスト教率が低い、
キリストもアラーも神も仏も稲尾も
都合いい部分だけをちゃっかり受け入れてしまう
日本人に発見されたことだけが白人にとっては残念かもしれないが、
和食や他のさまざまな日本人の知恵でもわかるように、
唯一神信仰になじまない多様性認容民族性な日本人は
経験的に真理を見いだす能を備えてるのである。が、
日本人を悪者にして手柄を横取りすることに長けてる
民族にはどうってことはないだろう。なんだかんだいっても、
キリスト教(による唯一神=唯一の価値観)に帰する米英が支配する世界では、
遺伝子操作をしないオボカタ女史の方法はきわめて都合がいいものに違いはない。
結局は処世術や権謀術数に長じ何枚も上手な彼らの手柄になるのだから。
金持ちなら脳を破壊されるようなことさえなければ
相当に健やかに長生きができる可能性を持つ多機能細胞の開発は、
アングロ・サクソンなしには進まないからである。むしろ、
外圧によってやっと物事が動き出す日本人に
外部刺激によってリセットされる方法が発見されたというのは、
ある意味で黙示である。いっぽう、
STAP細胞はマウスで成功してるらしいので、ヒトに適用できる可能性は高いと思われる。
理研は私の親もお世話になった企業だが、STAP細胞事業は
理研グループでは「ふえるわかめちゃん」以来の大ヒットとなり、大いなる
利権をもたらすことになるのだろう。
船橋市は未公認フナッシーが大ブレイクしたのだから、お隣町である松戸市は
マツモト・キヨッシーじゃもう古いので、すぐやる課がブームに乗っかって
オボッキーなんていう公認ゆるキャラを作って町おこしでもしたらいいのに。
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