先日の麻布十番納涼祭りは、一帯の道路が封鎖されてるので、
普段は乗らない地下鉄で出かけた。新幹線以外の電車はおよそ一年ぶりである。
帰り、私らが乗り込んだ車両の入り口附近に、年の頃50台後半といった感じの
男性が立って、洋書を小型英和辞典に重ねて読んでた。が、
そのヒトに対して、私はえもいわれぬイモウションにおそわれた。
話しかけたい誘惑にさえかられたのである。もう、あなたは知ってるのか、と。
が、私はその衝動を抑えた。どのみち、長くない……から。いっぽう、
六本木から広尾までのたった一駅、約3分ほどの間は、とても長く感じられた。
洋書を開いてるその男性の掌には、直径約15mmもある、
いびつで盛り上がってるものが見えていたのである。あきらかに、
悪性黒色腫(メラノーマ)の末端黒子型だった。
ヴィルヘルム・オストワルトの黒量段階でいえばnクラスである。
残念ながら、白金を触媒にしてアンモニアをふりかけても、治らない。
目の前にいるこの見も知らぬヒトは半年後にはもう生きてないのだ、と思うと、
穏やかな心ではいられなくなった。祭や宴のあとにはむなしさが残る。
ともあれ、このような状況でこみあげてきたイモウションも、やはり、
「パチチーチスキィ(その女性形の日本語的訛り表記:パチェチーチェスカヤ)」
なのであろうと思う。さて、
→モデラート・モッソ(2♪=96)、1♯。
まさに「感動的」という言葉がぴったりのデュエットである。
弦のピッツィと2台のハープのアルペの伴奏が1小節。
→3/2(2♪=2♪)。
ヴォデが感動的に歌いだす。
♪ミン>ド<ファーーッファ>ミン>レ<ミー>ドー|
<ソン>ミ<ラーーラ>ソ>♯ファ<ソーーー|
<ドーー>シ>ラ>ソ>ファン>ミミー>レー|
レ>ド<ラーー>ソ<シ<ド<レーーー|
ミ>ド<ファーーファ>ミン>レ<ミー>ドー|
<ソ>ミ<ラーーラ>ソ>♯ファ<ソーーー|
ソン<ラ<シーー(フェルマータ)>♯ファ>ミ<♯ファ<ラー>ソー|
<シン<ド<レーー(フェルマータ)>ラ>ソ<ラ<ドー>シ○|
(→ウン・ポーコ・アニマンド)
>ラーーララ>ソ>ファン>ミミー>レー|
<ラーーララ>ソ>ファン>ミミー>レー|
<ラーーラ<♭シ>ララン>ミ<ソー>ファー|
(→リテヌート)ファファファーー>ド<ミン>レレー♪
(『光』とは、神が最初にお創りになったっものや。
あんたはんの美しい顔が見れるのんも、そのお蔭や)
私はこの♪ラーーラ・ラ>ソ>ファン>ミ・ミー>レー♪の箇所に弱い。
このくだりを思い浮かべるだけで涙がこみあげてしまうのである。加えて、
3フル*1オボ*1クラ*1ファゴによるユニゾンの、
♪ラー<ドン>シシー♪
の「凄み」は、チャイコフスキーの音楽センスのなせる業であるが、
この業は私のイモウションに追い打ちをかけるのである。
(→テンポ・プリーモ)
♪ミ>ド<ファーーッファ>ミ>レ<ミー>ドー|
<ソン>ミ<ラーーラ>ソ>♯ファ<ソーーー|
*<ドド<♭ミーー(フェルマータ)>♭シ>ラ<♭シ<♭レー>ドー*|
(*この1小節は変ホ長への短期転調:
<ミミ<ソーー(フェルマータ)>レ>♯ド<レ<ファー>ミー)
**ドド<レーー(フェルマータ)>ラ>♯ソ<ラ<ドー>シー**|
(**この1小節はニ長への短期転調:
ファファ<ソーー(フェルマータ)>レ>♯ド<レ<ファー>ミー)
<ドーー>ドドン<レ<♭ミ<♯ファ<ソ<♯ソ<ラー|(→C)ー
>ラ<シ<ド<ソーー(フェルマータ)ソ|(→3/2)>ドー♪
→ポーコ・ピウ(2♪=112)。
それまでのg(ド)を(ミ)に置換して、実質変ホ長でイョが返す。
♪○ミ<ファ<ソ<ラーー<シ>ラー>ソー♪
(めっちゃ嬉しいこと、言うてくらはりますなぁ)
両翼vnがそれを反復する。
(→ストリンジェンド)♪○ソソソ<♯ソーー♯ソ○○<ラー|
○○<♯ラーーー○○<シーーー(フェルマータ)***|
(***ここでまたト長の属和を敷いて、戻調)
→テンポ・プリーモ。
今度はイョラーンタが、
♪ミン>ド<ファーーッファ>ミン>レ<ミー>ドー|
<ソン>ミ<ラーーラ>ソ>♯ファ<ソーーー♪
を歌う。オケの「伴奏」が弦の刻みでさらに盛り上げるようにされる。
そして、そこにヴォデが加わり、二重唱となる。
→アニマンド。
♪ソー>ファ>ミ<ファーーファファン>ミミー|
○ミ>レ>ド<ミーー>レレー>ドー♪
を繰り返し、
→アッレーグロ・ノン・タント(2♪=120)、C。
上記音型のゼクヴェンツ。
→モデラート(2♪=100)。
♪ドーードドド>シ<ド♪
をヴォデとイョが交互に歌い、
→アッレーグロ(2♪=126)。
♪レーーレ・<ファーーファ|<ラーーー・ーーーー|ーーーー・
<ドーーー|<ミーーー・ーーーー|ーーーー・ーーーー♪
(オケが)
♪ソーーー・ーー、ソー|<ラー>ソー、>♯ファー<ソー|
<ドーーー・>♭ラーーー|>ファーーー・<♭ラーーー|
<ドーーー・>ソーーー|>ミーーー・>ドーーー|
>ソーーー・>ミーーー|>ド○○○・○○○○♪
と閉める。おみごと、アッパレなデュエットである。ときに、
番組内容が変わった「クイズ・ヘキサゴン」での、アッパレ大沢親分の孫娘
大沢あかね嬢の解答は最高レヴェルのコメディアンのパフォーマンスである。
普段は乗らない地下鉄で出かけた。新幹線以外の電車はおよそ一年ぶりである。
帰り、私らが乗り込んだ車両の入り口附近に、年の頃50台後半といった感じの
男性が立って、洋書を小型英和辞典に重ねて読んでた。が、
そのヒトに対して、私はえもいわれぬイモウションにおそわれた。
話しかけたい誘惑にさえかられたのである。もう、あなたは知ってるのか、と。
が、私はその衝動を抑えた。どのみち、長くない……から。いっぽう、
六本木から広尾までのたった一駅、約3分ほどの間は、とても長く感じられた。
洋書を開いてるその男性の掌には、直径約15mmもある、
いびつで盛り上がってるものが見えていたのである。あきらかに、
悪性黒色腫(メラノーマ)の末端黒子型だった。
ヴィルヘルム・オストワルトの黒量段階でいえばnクラスである。
残念ながら、白金を触媒にしてアンモニアをふりかけても、治らない。
目の前にいるこの見も知らぬヒトは半年後にはもう生きてないのだ、と思うと、
穏やかな心ではいられなくなった。祭や宴のあとにはむなしさが残る。
ともあれ、このような状況でこみあげてきたイモウションも、やはり、
「パチチーチスキィ(その女性形の日本語的訛り表記:パチェチーチェスカヤ)」
なのであろうと思う。さて、
→モデラート・モッソ(2♪=96)、1♯。
まさに「感動的」という言葉がぴったりのデュエットである。
弦のピッツィと2台のハープのアルペの伴奏が1小節。
→3/2(2♪=2♪)。
ヴォデが感動的に歌いだす。
♪ミン>ド<ファーーッファ>ミン>レ<ミー>ドー|
<ソン>ミ<ラーーラ>ソ>♯ファ<ソーーー|
<ドーー>シ>ラ>ソ>ファン>ミミー>レー|
レ>ド<ラーー>ソ<シ<ド<レーーー|
ミ>ド<ファーーファ>ミン>レ<ミー>ドー|
<ソ>ミ<ラーーラ>ソ>♯ファ<ソーーー|
ソン<ラ<シーー(フェルマータ)>♯ファ>ミ<♯ファ<ラー>ソー|
<シン<ド<レーー(フェルマータ)>ラ>ソ<ラ<ドー>シ○|
(→ウン・ポーコ・アニマンド)
>ラーーララ>ソ>ファン>ミミー>レー|
<ラーーララ>ソ>ファン>ミミー>レー|
<ラーーラ<♭シ>ララン>ミ<ソー>ファー|
(→リテヌート)ファファファーー>ド<ミン>レレー♪
(『光』とは、神が最初にお創りになったっものや。
あんたはんの美しい顔が見れるのんも、そのお蔭や)
私はこの♪ラーーラ・ラ>ソ>ファン>ミ・ミー>レー♪の箇所に弱い。
このくだりを思い浮かべるだけで涙がこみあげてしまうのである。加えて、
3フル*1オボ*1クラ*1ファゴによるユニゾンの、
♪ラー<ドン>シシー♪
の「凄み」は、チャイコフスキーの音楽センスのなせる業であるが、
この業は私のイモウションに追い打ちをかけるのである。
(→テンポ・プリーモ)
♪ミ>ド<ファーーッファ>ミ>レ<ミー>ドー|
<ソン>ミ<ラーーラ>ソ>♯ファ<ソーーー|
*<ドド<♭ミーー(フェルマータ)>♭シ>ラ<♭シ<♭レー>ドー*|
(*この1小節は変ホ長への短期転調:
<ミミ<ソーー(フェルマータ)>レ>♯ド<レ<ファー>ミー)
**ドド<レーー(フェルマータ)>ラ>♯ソ<ラ<ドー>シー**|
(**この1小節はニ長への短期転調:
ファファ<ソーー(フェルマータ)>レ>♯ド<レ<ファー>ミー)
<ドーー>ドドン<レ<♭ミ<♯ファ<ソ<♯ソ<ラー|(→C)ー
>ラ<シ<ド<ソーー(フェルマータ)ソ|(→3/2)>ドー♪
→ポーコ・ピウ(2♪=112)。
それまでのg(ド)を(ミ)に置換して、実質変ホ長でイョが返す。
♪○ミ<ファ<ソ<ラーー<シ>ラー>ソー♪
(めっちゃ嬉しいこと、言うてくらはりますなぁ)
両翼vnがそれを反復する。
(→ストリンジェンド)♪○ソソソ<♯ソーー♯ソ○○<ラー|
○○<♯ラーーー○○<シーーー(フェルマータ)***|
(***ここでまたト長の属和を敷いて、戻調)
→テンポ・プリーモ。
今度はイョラーンタが、
♪ミン>ド<ファーーッファ>ミン>レ<ミー>ドー|
<ソン>ミ<ラーーラ>ソ>♯ファ<ソーーー♪
を歌う。オケの「伴奏」が弦の刻みでさらに盛り上げるようにされる。
そして、そこにヴォデが加わり、二重唱となる。
→アニマンド。
♪ソー>ファ>ミ<ファーーファファン>ミミー|
○ミ>レ>ド<ミーー>レレー>ドー♪
を繰り返し、
→アッレーグロ・ノン・タント(2♪=120)、C。
上記音型のゼクヴェンツ。
→モデラート(2♪=100)。
♪ドーードドド>シ<ド♪
をヴォデとイョが交互に歌い、
→アッレーグロ(2♪=126)。
♪レーーレ・<ファーーファ|<ラーーー・ーーーー|ーーーー・
<ドーーー|<ミーーー・ーーーー|ーーーー・ーーーー♪
(オケが)
♪ソーーー・ーー、ソー|<ラー>ソー、>♯ファー<ソー|
<ドーーー・>♭ラーーー|>ファーーー・<♭ラーーー|
<ドーーー・>ソーーー|>ミーーー・>ドーーー|
>ソーーー・>ミーーー|>ド○○○・○○○○♪
と閉める。おみごと、アッパレなデュエットである。ときに、
番組内容が変わった「クイズ・ヘキサゴン」での、アッパレ大沢親分の孫娘
大沢あかね嬢の解答は最高レヴェルのコメディアンのパフォーマンスである。
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