チャイコフスキー庵 Tchaikovskian

有性生殖生物の定めなる必要死、高知能生物たるヒトのパッション(音楽・お修辞・エンタメ・苦楽・群・遺伝子)。

「クワの実(前篇)/ジェーン・バーキンが小籠に摘んだのは幻だったのか」

2009年09月17日 01時07分59秒 | toneナリノ曲ハヨク歌曲ウ歌謡曲ダ
[Quoi d'notre amour fou n'resterait que des cendres]

赤とんぼは、かつて秋の風物詩であった。が、
今やアカネといえば獅子親中の虫、
日本を貶めるために群がって飛ぶ、
日本人の仮面をかぶった民主党の面々である。

前回の「眠れる森の美女」の
「パ・ドゥ・スィス」のヴァリアスィョンのことを書いてて
パスカルの「ポンセ」に触れて思い出したのだが、
17日18日に渋谷文化村オーチャード・ホールで
ジェイン・バーキンお婆さんのリサイタルがある。
もともとプチ馬ヅラのスキッパだったが、
歳とって相当に老けた。私はロリが苦手だが、
若き日の"小悪魔""ロッリータ・アイドル"として
一世を風靡したバーキン女史を
カイコすると、せつなさを覚える。ともあれ、
両日とも都合がつかずいけないことに
やっと今日気がついた。クワ?
はずせない用事があったのである。
この人の歌の下手さ加減は
巧さを上回ってしまうから、
ものすごい。間のとりかた、
というか、とらなさ具合が、
誰にも真似できない神業なのである。
音のはずしかたといったら、しかしまた
これが絶妙なピッチにはまってしまう。
「曲亭馬琴」は「くるわていまこと」
→(「て」と小さい「い」で「で」)
→「くるわでまこと」
→「廓で誠」
→「遊びの世界でマジになる野暮」
という意味らしいが、こちらの
馬琴女史は、
「音がくるうわ、なのに、真の歌」
という感じである。そしてまた、
この人のフランス語がまたいい。
ややハスキーな声で、
痰でも吐き出すかのような、
マニアックな発音にもクールなエロさがある。

*(投稿に続く)

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