チャイコフスキー庵 Tchaikovskian

有性生殖生物の定めなる必要死、高知能生物たるヒトのパッション(音楽・お修辞・エンタメ・苦楽・群・遺伝子)。

「ヤッショマカショとチャッキリチャッキリきゃあるが啼くから雨づらよとリンゴの関係」

2013年12月19日 23時44分58秒 | toneナリノ曲ハヨク歌曲ウ歌謡曲ダ
東京都知事はinnocent(イノセ・ント)ではなかったようである。が、
5000万円はシークレット・ブーツと瞼の美容整形代と化粧代に必要だった、
というわけではないらしい。
同人は飯山生まれの信州人である。が、
幼少時に父が死に、父親からの愛情が欠如した人格が形成された。
信州大時代は左翼の活動家だったそうである。
真っ赤だったにちがいない。愛煙家らしいので
肺とどこかは真っ黒なことだろう。それはともあれ、
毎年12月になると信州上田の知り合いから
リンゴが届く。梨・桃・葡萄ほどではないにしろ、
林檎は好きである。
今日木曜19時から日テレで
「あのニュースで得する人損する人2時間スペシャル」
を放送してた。その中で、
日本一の長寿県である長野県のその長寿の秘密が
「リンゴ食」にあるという主張をしてた。たしかに、
"An apple a day keeps the doctors away."
という諺が英国にもあるように、
一日一個の林檎は医者いらず、なのかもしれない。
ニュートンもびっくりである。が、
スティーヴ・ジョブズのようにリンゴだけしか食わないと
壮年を過ぎたくらいで膵臓癌になるかもしれない。
アンジェリーナ・ジョウリ女史の下腹部に彫られた
ラテン語のタトゥーの諺のように、
養うものがまた破滅させもする、
のかもしれない。体にいいものはまた毒にもなるのである。
物事は万事、バランスが肝要である。
多種のものをバランスよく腹八分目に摂る、
のが無難な方策というものである。

いっぽう、
昨日水曜の19時からテレ朝で
「蘇る! 昭和の歌謡曲売上ベスト101」
を放送してた。その中で、
故美空ひばり女史の
「リンゴ追分」が流されてた。
大酒飲みでヘヴィ・スモウカーでインチキ療法に騙されてもやはり
壮年過ぎに死ぬかもしれない。

「リンゴ追分」は米山正夫(よねやま・まさお、1912-1985)が
昭和27年(1952年)に"作曲"した。
(cf;「森の水車のコトコトcotton/米山正夫生誕100年」
http://blog.goo.ne.jp/passionbbb/e/336f3042f3bac4ab2045f388a8cba6c9 )
歌の冒頭の♪リンゴの花びらが♪には、
【ソ<ラ<ド<レ<ソ>ミ>レ<ミ】
という節があてられてる。が、これは
♪目出度愛でたの♪
という「花笠音頭」の節そのものなのである。
米山さんから雲は出ず、花笠が出てしまった。
染料や油が採れた紅花は、江戸時代に最上川周辺で栽培され、
尾花沢に集積された。その尾花沢で大正8年(1919年)、
灌漑用水池とするために徳良湖に堤を築いた際、
作業に加わった地元住民が歌った土搗き唄が
「花笠音頭」になったとされてる。

また、
この「花笠音頭」にインスパイアされたのが、音楽評論家で民謡研究者でもあった
町田佳聲(まちだ・かしょう、1888-1981)である。作詞者北原白秋の推しで、
昭和2年(1927年)に静岡電気鉄道が
静岡市近郊に開園した狐ヶ崎遊園地の宣伝歌として"作曲"したのが、
「ちゃっきり節」である。出だしの
♪唄はちゃっきり節♪
の箇所がそのまんんま【ソ<ラ<ド<レ<ソ>ミ>レ<ミ】である。
「チャッキリ」とは「茶切り」という意味らしいが、
チャッキリというよりはチャッカリいただき、といった感じである。

【ソ<ラ<ド<レ<ソ>ミ>レ<ミ】
という節まわしは、
紅花(山形県)→茶・蜜柑(静岡県)→林檎(青森県)
というルートを辿った。
最上(もがみ)の紅花が、
日本最上(さいじょう=3776m)の高さを誇る「富士(山麓の静岡)」となり、
「リンゴのふじ(藤崎町)」になったとさ。
津軽出身の太宰治は「富嶽百景」でこう書いた。
富士には月見草がよく似合ふ。
立ち食い蕎麦では月見がよく食われるらしい。
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