性被害を実名で告発したジャーナリスト伊藤詩織さんが監督した「Black Box Diaries」が、長編ドキュメンタリー賞にノミネートされた。授賞式は3月2日にロサンゼルスで開かれる予定。伊藤さんのドキュメンタリーを巡っては、性被害に関する民事訴訟で伊藤さんの代理人を務めた弁護士が、許諾のない映像や音声が使われていると指摘するなど混乱が生じている。酩酊状態の伊藤さんがホテルに連れて行かれる映像や、警察官が伊藤さんに内々に捜査の進捗状況を説明する電話の音声が該当するという。
この件は、TBS記者の山口敬之氏からの性暴力被害を伊藤さんが訴えたもの。伊藤さんは山口氏を相談したいと呼び出し2人で食事をした。その後酔いつぶれた伊藤さんをホテルに連れていき行為に及んだ。山口氏は伊藤さんが性行為に誘うような態度だった、同意していたと主張。刑事では山口氏は不起訴、民事では伊藤さんの勝訴となった。
今まで、著名人や一般人の性犯罪が数多く報道されてきた。そのたびに被害者が可哀想、どれだけ辛かったか考えると胸がいたいと感じてきた。でもこの件に関してはそういう感情にはならなかった。
山口氏が泥酔している相手と行為に及んだのはダメだと思う。正常な判断の出来ない相手たがら、どんなに誘ってるように見えても同意しているようでも。だけど伊藤さんが可哀想な被害者と言うのには違和感を感じる。彼女は勧められたわけではなく、自分でカバカバお酒を飲んで泥酔。家族や親しい友人ならまだしも、仕事関係の人で自分から呼び出しておいて酔いつぶれるなんて非常識だし社会人としてありえない。一応言っておくけど山口氏を擁護するつもりは全くない。
酔っていて覚えていない間に誘ったり、同意しているような言動をしているかもしれない。だからといって行為に及んでいいなんてことはないが。さらに彼女はメイクも服装もバッチリと整えてホテルを出ていっている。性被害にあい、その加害者のいる場所でメイクや服装をしっかりやるなんてできないのでは?着の身着のまま最低限だけやって立ち去るだろう。目が冷め冷静になって、好みでもなんでもないおじさんと事に及んでしまったのがイヤで性被害と主張したが、これが若いイケメンとかなら騒ぎもしないのでは?というふうに見えてしまう。
さらに、ここにきて自ら監督して映画を撮るなんてありえない。私も行為にまで及ぶことは防げたが、寸前までいった被害にあったことがある。随分前の話で今でこそ普通に話せるが、しばらくは誰にも言えないし辛かった。私でもそうなんだから、行為まで及んだなら尚更、自分で監督して映画を撮るなんて普通できないし、ありえない。まして自分を助けてくれた弁護士さんとの映像や音声の無断使用はダメだよね。
長くなったが、このことがら伊藤さんが可哀想な被害者とすることに違和感があり、性被害者の代表みたいに扱われることに疑問を感じる。伊藤さんを勇気ある行動をした人と支持する人たちは、冷静になって考えてほしい。いかにおかしいかが分かるから。山口氏に嫌悪感を感じるが同じくらい伊藤さんにも嫌悪感がある。そのくらい矛盾と違和感だらけだから。
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