マガジン9より
2011年のだけれど,今も変わらず有効。今こそ有効!
中島氏は,
“多くの人は、橋下氏の言論術に翻弄されています。彼は「ありえない比喩」を駆使し、「前言撤回」を繰り返しながら、人々の心をひきつけて行きます。私たちは、一歩引いたところから、橋下氏の言論戦術を解剖し、冷めた目で客体視する必要があります。”
と書かれている。
“2005年に出版された『図説・心理戦で絶対に負けない交渉術』(日本文芸社)”
という橋下著の本があるそうで,
“橋下氏自身が自分の言論テクニックを披露し、手の内を明かしている”
らしい!!
たとえば,
“交渉において相手を思い通りに動かし、説得していくには、はっきり言って三通りの方法しかない。
“合法的に脅す”“利益を与える”“ひたすらお願いする”の三つだ。そのなかで、最も有効なのは“利益を与える”ことである。
この場合の利益には二通りある。一つは文字通り相手方の利益。もう一つは、実際には存在しないレトリックによる利益だ。不利益の回避によって感じさせる“実在しない利益”とも言える(6頁)。 ”
とか。
“相手方に利益を与えるということはこちらの譲歩を示すということだ。譲歩とそれに伴う苦労は、徹底的に強調し、演出すべきだ。譲歩とはよべない些細なことであっても、さも大きな譲歩であるように仕立て上げるのである。そうすることで、相手方の得る利益が大きいものであると錯覚させることができるからだ。これも交渉の技術である(10頁)。 ”
そうだ。
橋下氏は,まず
“はじめにハードルを高く設定した提案を掲げます。”
“「譲歩の演出」によって相手が利益を得たと錯覚させることが目的であり、この錯覚を駆使することによって「本当の利益」を獲得していくのです。”
このあと,橋下氏と大阪維新の会が提出した「教育基本条例案」に関する
非常に興味深い橋下氏の作戦の展開が読める。
なんてやつだ!
心理学でも(マーケティング等でも),
フット・イン・ザ・ドアと,ドア・イン・ザ・フェイスという用語があるが,
上記はドア・イン・ザ・フェイスか。
勉強になるわ!
上記本の第2章は,“「相手を言いくるめる詭弁の極意」”だそうだ。
その方法とは,
“絶対に自分の意見を通したいときに、ありえない比喩を使うことがある。(40頁)
たとえ話で論理をすり替え相手を錯覚させる!(41頁) ”
というもの。
“よく聞けばおかしな話も交渉では有効に作用する。(36頁)”
もう一つは,
“交渉において非常に重要なのが、こちらが一度はオーケーした内容を、ノーとひっくり返していく過程ではないだろうか。まさに、詭弁を弄してでも黒いものを白いと言わせる技術である。"ずるいやり方"とお思いになるかもしれないが、実際の交渉現場ではかなりの威力を発揮するのだ。(32頁)
一度なされた約束ごとを覆す方法論は、交渉の流れを優位に運ぶ重要なものだと考えている。(32頁)”
“具体的には自分の言ったことに前提条件を無理やり付けるのである。”
“満たされないような条件をわざと付け、今、満たされていないのだから、一応オーケーしたことでもこちらは約束を果たせないという論法で逃げる。(32頁)”
さらに,
“交渉の流れが不利になってきたら、不毛な議論をふっかけて煙に巻く。(90頁) ”
この典型例が,先にアップした高校生との話し合いの場で使われていた。
等々,まだまだ続く!
詐欺手法を教えているヤツなんだなあ。
2011年のだけれど,今も変わらず有効。今こそ有効!
中島氏は,
“多くの人は、橋下氏の言論術に翻弄されています。彼は「ありえない比喩」を駆使し、「前言撤回」を繰り返しながら、人々の心をひきつけて行きます。私たちは、一歩引いたところから、橋下氏の言論戦術を解剖し、冷めた目で客体視する必要があります。”
と書かれている。
“2005年に出版された『図説・心理戦で絶対に負けない交渉術』(日本文芸社)”
という橋下著の本があるそうで,
“橋下氏自身が自分の言論テクニックを披露し、手の内を明かしている”
らしい!!
たとえば,
“交渉において相手を思い通りに動かし、説得していくには、はっきり言って三通りの方法しかない。
“合法的に脅す”“利益を与える”“ひたすらお願いする”の三つだ。そのなかで、最も有効なのは“利益を与える”ことである。
この場合の利益には二通りある。一つは文字通り相手方の利益。もう一つは、実際には存在しないレトリックによる利益だ。不利益の回避によって感じさせる“実在しない利益”とも言える(6頁)。 ”
とか。
“相手方に利益を与えるということはこちらの譲歩を示すということだ。譲歩とそれに伴う苦労は、徹底的に強調し、演出すべきだ。譲歩とはよべない些細なことであっても、さも大きな譲歩であるように仕立て上げるのである。そうすることで、相手方の得る利益が大きいものであると錯覚させることができるからだ。これも交渉の技術である(10頁)。 ”
そうだ。
橋下氏は,まず
“はじめにハードルを高く設定した提案を掲げます。”
“「譲歩の演出」によって相手が利益を得たと錯覚させることが目的であり、この錯覚を駆使することによって「本当の利益」を獲得していくのです。”
このあと,橋下氏と大阪維新の会が提出した「教育基本条例案」に関する
非常に興味深い橋下氏の作戦の展開が読める。
なんてやつだ!
心理学でも(マーケティング等でも),
フット・イン・ザ・ドアと,ドア・イン・ザ・フェイスという用語があるが,
上記はドア・イン・ザ・フェイスか。
勉強になるわ!
上記本の第2章は,“「相手を言いくるめる詭弁の極意」”だそうだ。
その方法とは,
“絶対に自分の意見を通したいときに、ありえない比喩を使うことがある。(40頁)
たとえ話で論理をすり替え相手を錯覚させる!(41頁) ”
というもの。
“よく聞けばおかしな話も交渉では有効に作用する。(36頁)”
もう一つは,
“交渉において非常に重要なのが、こちらが一度はオーケーした内容を、ノーとひっくり返していく過程ではないだろうか。まさに、詭弁を弄してでも黒いものを白いと言わせる技術である。"ずるいやり方"とお思いになるかもしれないが、実際の交渉現場ではかなりの威力を発揮するのだ。(32頁)
一度なされた約束ごとを覆す方法論は、交渉の流れを優位に運ぶ重要なものだと考えている。(32頁)”
“具体的には自分の言ったことに前提条件を無理やり付けるのである。”
“満たされないような条件をわざと付け、今、満たされていないのだから、一応オーケーしたことでもこちらは約束を果たせないという論法で逃げる。(32頁)”
さらに,
“交渉の流れが不利になってきたら、不毛な議論をふっかけて煙に巻く。(90頁) ”
この典型例が,先にアップした高校生との話し合いの場で使われていた。
等々,まだまだ続く!
詐欺手法を教えているヤツなんだなあ。