西丸震哉さん

2013-09-04 23:40:42 | インポート
当方、若い頃にこの方の本に出会って、なんと面白いお人がいるのだろうとファンになった。すでにお亡くなりになったが、この方のユニークさは尋常ではなかったと思う。あの島崎藤村の身内で、親兄弟皆、世に名を成した方ばかりというとんでもない育ちだったからこそだろうか、初期のお役人としてのお仕事さえあまり一般的ではない分野であった。機会があったら是非読んでみていただきたい本をたくさん書いておられる。それもちょっと変わった分野のものだ。山登りと探険とおばけや幽霊の話、不可思議な話もある。高名な精神医学者のご兄弟がいるのに、平気で信じられないような話も書いておられた。まあ、晩年は幽霊譚はさすがに引っ込めたようだが、本当だったとしてもそれほどおかしくはないかもしれない。不思議な話を書くかとおもうと、科学者の眼差しで日本の将来を見通しておいでだった。今振り返ればまさにそのように日本は進んできた。となるとあとは食糧難の乗り越えかたとしての虫食も実際になっていくのかもしれない。ハエのうじのふりかけはちょっと勘弁してもらいたいが。

はてな、ちょっと待てよ

2013-09-04 17:56:40 | インポート

高齢化社会といわれていた時代から、ついに高齢社会に移行し、今やどこへ行っても高齢者の姿ばかり。昔々、西丸震哉さんが書いていらっしゃったように人口の大量自然減も始まっている昨今だ。どこの病院に行っても各科の待合で一番多いのはだいたい高齢者と親に連れられてきた小さい子どもの患者のように見受けられる。

整形外科などはスポーツや事故での患者以外は殆どが加齢で足腰や膝、股関節に故障が出てきた高齢者ではないだろうか。もはやよほどにひどくならない限り、対症療法で痛み止めで対応していくしか手がないものばかりだから、国もよほどの症例以外は通いやすい地元の病院やクリニックに患者を分散させることに決めたのだろう。それは正解だと思う。言ってはわるいけれど、たくさんのおじいさん、おばあさんが、それぞれ少しでも良い医者や治療を求めて大病院に押しかけても、医者も忙しすぎてあちらが過労になるばかりだ。どこの医者でも大体同じ程度の対応を取るような、加齢原因の痛みなどはクリニックで十分なのだと思う。当方も自分自身についてもそれで十分だと思っている。

ただ、困るのは当人は確かに足も腰も背中も痛いのに、忙しすぎる医者のほうは適当にレントゲンの結果だけでなんともないじゃないかなどということになるのは問題ではないかと思うのだ。杉並区の河北病院には現在はかなり文句もあるが、昔、整形外科でずっと見ていただいていた先生は、レントゲンの結果だけではなく諸事情あって原因をいろいろ調べてくださり、骨に異常がなくても生まれつき血管が細すぎて血のめぐりが悪いための神経痛を見つけてくださったのだった。

確かに坐骨神経痛の痛みなのに、骨には異常がないのだ。今は確かに腰も背中も痛くて朝も簡単に布団から起き上がれないのだが、たぶん今度の10日にMR検査をしても骨には異常がないはずだ。こういう当方のようなケースはどうしてくれるのだと言いたい気がしてならない。

膝のレントゲンの結果はきれいで、なんともないとおっしゃっていたが、実は当方、若いころから膝の靭帯が緩みやすくて今、三階の階段の上り下りが苦痛なのはこれ、骨じゃなくて靭帯の問題の可能性大なのだが、骨だけで判断されても困るのだけど。はて、患者の側からこういうことを伝える時間はあるのかないのか。警察病院の先生はまったく初対面だし、こちらも「はてな、ちょっと待ってよ」と思うに至ってきたのだが、どうすればよいのだ。

今後のことを考えるにしても、四谷の関係者もいったいどういうつもりでいるのやら。かなり不確定要素が多い現在、そちらから見てこうだろうと思う当方のイメージで判断していないで、現実のこちらをちゃんと見て判断してもらわないとどうにもならないと思うのだ。

さて、以上どうしたものか、関係者は読んで考えていただきたいところだ。