大道芸人をしていて、今までで最も朝早い時間の仕事でした。
なんとAM6:30スタート。
中小企業などのそこそこ偉い方達が朝にセミナーをやっていて、そこで講演というか話をして、少しパフォーマンスもするという仕事でした。
色々な職業の人をよんで、自分の仕事の話しなどをしてもらっているということなので、大道芸人としての生き方などを話してきました。
ものすごく緊張しました。
パフォーマンス中に話すことは、さほど問題ないのですが。
ただ「話す」だけ。
難しいですね。
30分のうち、講演が20分。残りでパフォーマンス。
私史上、最も困難な仕事であったと言っても過言ではありません。
前日に5時間くらいかけて原稿を書きました。
それでも話していると、思いついたことを言ってしまって話のまとまりがなくなったり。
何処まで話したのか分からなくなったり。
とにかく自分のことを言葉にして、人に話すというのは本当に難しい事です。
それなりに手こずりましたが、大道芸人がどうやって生計を立てているのかということには興味深々だったらしく、皆様しっかりと聞いてくれて、質疑応答では時間が足りなくなるほどでした。
この仕事、たまたま上野公園で私のパフォーマンスを見た社長さんが声をかけてくれた話なのですが。最初にこの話が来た時は、「自信がない」とハッキリ言いました。そして断ろうかとも思いました。しかし社長さんが、上手く話せなくても良いと言ってくれて、何事も経験かと思い引き受けました。
その方が話している途中にフォローを入れてくれたりして、なんとか最終的にはまとまりました。
こんな感じの仕事。私は初めてでしたが。
たまに学生の前で話してきたなど、他のパフォーマーさんがやってきたということも聞いていますので。
多少は需要があるのかもしれません。
次また来ても、ためらわずに引き受けられます。
途中、しどろもどろになった箇所が2~3回あったのは反省しています(笑)