ブックカバーチャレンジ3日目(4月26日分)
佐藤多佳子作「しゃべれどもしゃべれども」
こちらは以前は紙の本で所持していましたが、本棚の容量問題で1度手放し。しかしやはり読みたいと思い電子書籍で買い直しました。
ちなみにコミック版は紙の本で持っています。
この本との出会いは、なんと最初はラジオドラマでした。
中高生の頃、夜の9時〜11時くらいは勉強するフリをして自室でラジオを聴いていました。
9:00〜10:45までNHK-FMミュージックスクエアで流行りのJ-POPを聞いていたのですが、その後に15分間ラジオドラマをやっていました。月曜〜金曜の15分。基本は2週間で1作品。
その中で、この「しゃべれどもしゃべれども」は、スペシャルとして4週間に渡って丁寧にやっていました。
全話聞いて面白かったので、小説の方も購入して読みました。
このラジオドラマ「青春アドベンチャー」は、けっこう自分の読書歴に影響を与えたように思います。
そしてこの作品の主人公は落語家なのですが、作品内で自分の芸に悩んでいるのです。
自分がプロの大道芸人になってからまた読みたくなり、電子書籍で買い直しました。
今も時々、読み返してしまいます。
ブックカバーチャレンジは内容紹介ナシなのですけど、これはちょっと表紙だけでは意味不明なので、あらすじ書いておきます。
「俺に話し方を教えろだって!?冗談じゃない!」
二つ目の落語家、今昔亭三つ葉。スポーツクラブでテニスをコーチングする時に緊張して上手く喋ることができない従兄弟の頼みで、話し方を教えることになる。しかし奇妙な縁で、無愛想な元女優、関西弁の生意気な少年、野球の解説で全く喋ることができない元プロ野球選手と、4人も生徒を抱えてしまう。自分の芸にも恋にも悩んでいる真っ最中で、正直それどころでないというのに、この話し方教室の行方はどうなるのか?