勉強してる振り

夕方の再放送「はぐれ刑事純情派」の中から、

：おい、「脳の働きとしくみ」なんて本よんでるのか？

：おねえちゃんの今度の彼氏、お医者さんなんだって。

今、「OH,脳」なんて本を読んでるワタシは、つい笑っちゃった。

でも、そんなことってあるよね。　好きな人が興味のあるものに、話しを合わせてみたいという動機で、新しいことを始めるとか、本当は、それほど興味ないのに、

：ワタシ（ボク）にそれ、教えて！

言われたほうは、張り切っていいものか、苦笑していいものか．．．
だって、そんなの続かないんだもん。

酒飲みには、薬が効かない。

普段酒を飲まない人や、薬のお世話にならない人は、たまに飲む薬がよく効く。　

何故か？

人体は、環境に応じて、なんとか健康を保とうと頑張ってくれる。　酒に強い人、弱い人、これは肝臓に、どの程度のアルコール分解酵素（アルデヒト脱水酵素）があるかに関係する。

酒をいつも飲む人は、此の分解酵素も徐々に増えて、悪酔いの原因となるアセトアルデヒトを分解する力が強くなる。　これが「酒に強くなる」という現象。

アルコールだけでなく、肝臓はすべての異物を無毒化しようと頑張るが、「酒に強くなる」と、薬を無毒化しようとする働きも強くなり、結果、肝臓を通ってから血液中にでていく薬効成分が少なくなる。

分解酵素を作る原料は、各種の糖分（特に、グルクロン酸）や、ビタミンC. だから、二日酔いの薬には、成分にグルクロン酸がよくはいってる。・・・ということは？
薬との飲み合わせの問題がでてくる。

ということで、食べ物と薬、複数の薬の飲み合わせについても、少々勉強しました。

特に年齢が高くなるとともに、使う可能性の増えてくる、高血圧、糖尿病と風邪薬の飲み合わせは、注意しなければならないようです。

本当は怖い風邪薬にならないように生活習慣病を直す努力をしなくっちゃ。